日にちが前後してしまったが先週の日曜日にユニオン新宿FACE大会へ行ってきた。
事前に10月の後楽園ホール大会をもってユニオンプロレス解散という衝撃的なアナウンスがあった事もあり、選手観客共にいつもより気合いが入っているように感じた。
オープニングにて風戸選手により気合いの入った挨拶があり大会は始まった。
オープニングマッチは柔道軍 vs 空手ボディビル連合軍最終決着戦だ。
参加予定だった柔道軍の本田アユム選手の代わりにゴージャス松野選手が参戦した。試合は福田選手の払い腰からの袈裟固めで竜選手よりギブアップを奪ったが、柔道軍全員がマッチョに共感、柔道も空手もボディビルも体を鍛える事は同じ、共に切磋琢磨してゆきましょうというサゲになり、良くわからないがこれもプロレスの一つだと納得してしまった。
第2試合は三富政行選手&中津良太選手 vs 田村和宏選手&兼平大選手だ。相変わらず三富選手への風当たりは強いようで、いまだに女性ファンの怒りは消えないようだ。三富選手が以前ツイッター上で女性ファンを侮辱するような発言をしたとのことだが、なんだかなあと思ってしまう。男のファンに向けての発言ならこんな事にはならなかったろうに。さて、試合は中津選手の動きの良さもあって、三富選手がソルティースプラッシュで勝利した。
第3試合はチェリー選手&高梨マサ子選手vs希月あおい選手&レディビアード選手の、いわばミックスド マッチだ。
チェリー選手も気合いが入っていて素晴らしかったが若さに勝る希月選手が良く動いていた。ただ希月選手、何故か終始笑顔なのが気になった。
試合は希月選手がクロスアーム・ジャーマンでマサ子選手に勝利した。
試合後のマイク パフォーマンスで次回大会でマサ子選手のスッピンとFly to Everywhereのチャンピオンシップを掛けてのチェリー選手と希月選手の試合が決定した。
第4試合は紫雷美央選手 vs 葛西純選手のハードコアマッチだ。
この試合、凶器の持ち込み自由ということもあって紫雷選手が持ち込んだ有刺鉄線バットが葛西選手に奪われ流血の惨事に。紫雷選手が持ち込んだハリセンも奪われる。それでも懸命にスリーパーやキックで応戦するも最後は葛西選手のパールハーバーで葛西選手に3カウントを奪われてしまった。
この試合、紫雷選手の引退カウントダウンということもあり、葛西選手も全力を振り絞った熱い対戦となった。
ここで休憩。
セミファイナルは石川修司選手&風戸大智選手 vs 潮崎豪選手&鈴木鼓太郎選手のタッグマッチだ。
ユニオンプロレス 対 全日本プロレスの対決だ。ホームでの試合、また残り三大会ということもあり風戸選手、石川選手組みにはせいだな紙テープで出迎えられた。石川選手、風戸選手組の後に館内に潮崎選手のテーマ「ENFONCER」が流れると一気にヒートアップしてゆく。この試合、全日本プロレスのチャンピオン コンビに果たしてどこまでユニオンプロレスの二人が食いついてゆけるかが見所であったが、序盤から風戸選手はフルパワーで当たっていった。対する鈴木選手は手馴れたフットワークでヒタヒタと足音もしない。ロープに振られてもドタバタせず不気味さすら感じた。また石川選手と潮崎選手のチョッブとエルボー合戦はヘビー級の迫力で風圧を感じるようだ。風戸選手は潮崎選手からチョッブでヘビー級の洗礼を受け胸元が内出血をおこすほど攻められるも何度も立ち上がり、途中ケブラーダを放つなど善戦するも、鈴木選手のタイガードライバーでフォールを奪われてしまった。
この試合、特に風戸選手に対しての声援はマックスに達していて呼応するように風戸選手の突き刺すようなガッツが印象的な試合だった。
メインイベントはユニオンMAX選手権試合で、第4代王者・FUMA選手 vs 木高イサミ選手だ。試合はFUMA選手の奇襲から始まった。団体最高峰のベルトを掛けての試合で両者とも白熱した試合だったが途中イサミ選手がランニングホームランを試みるが当然かわされる。キングレギオンとの抗争からここまで来た割には無理な技だった。途中SAGATO選手が乱入するもFUMA選手が排除した。結局イサミ選手が勇脚斬からの前後のキックでタイトル奪還に成功した。
試合後のマイクパフォーマンスでイサミ選手により新団体設立を示唆するような発言があった。並びに10月4日のユニオン最終戦においてのイサミ選手対石川選手のタイトルマッチが決定した。
今回の試合、やはりセミの全日本軍とユニオン軍の対戦が印象深い大会だった。そして全日本のEXCEEDの二人のいわゆる王道プロレスに対して全く歯の立たない状態ではなかった。プロレスに対しての熱意では一歩もひけをとらないというのがビンビン伝わってきた。
その昔1970年代、全日本プロレス(馬場)と新日本プロレス(猪木)とが凌ぎを削っていた頃、手離しで新日本プロレスを応援したことを思い出す。理由はアントニオ猪木のプロレスに対する姿勢にあった。
猪木は会場入りから一時もファンサービスを忘れた事が無かった。また、タッグマッチで自分が戦っていない時にも常に前傾姿勢で鷹の様な目でパートナーの戦いを見守っていた。やがて猪木イコール前傾姿勢というのが頭に浮かぶようになっていった。対して全日本の選手は体を垂直にして明らかに休憩している様にみえた。
今プロレス界を見るとそういう差よりは個性の時代に入ったようにおもう。そしてかつての老舗団体は激変した。
新日本プロレスはストロング スタイルからの脱却をはかり、全日本プロレスは昔ながらのやり方でやや派手ではあるがリングガウンも着るし、選手の体もデカイ選手が多く、こちらのほうがストロング スタイルじゃないかと思うくらいになっている。宮原選手なども相当積極的なストロング スタイルでかつての新日本プロレスのようで、こういう選手とユニオンの選手達が戦ったら面白かったろうと思う。
ともあれ、あと2回である。ユニオン戦士らを最後まで応援してゆこうとおもう。






