「光る君へ」第16話~NHKさん、いつか清 少納言主役の大河ドラマをお願いします! | 前世はきっと平安貴族

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歴史大好き!とりわけ平安時代をこよなく愛する私です。
こんなに惹かれる理由はきっと前世で生きていたからにちがいない。
源氏物語ネタをメインに、色々思っている事を書いてゆきます。あらすじとか一切書かずに自分の思いだけを強引に綴ってゆきますので悪しからず〜。

やだな・・・。

 

 

中関白家の描かれ方が

あんまりだ。

 

道隆は随分ふんぞり返ってるし

伊周も偉そうでクソ生意気だ。

 

枕草子によれば、道隆はとても

陽気で華やかなイケメンだったらしい。

定子様の美しさは父親譲りなのね

 

定子様のサロンに来て

陽気な冗談で女房たちを笑わせる

なんてしょっちゅうだったとか。

 

そこにいるだけで場がパッと

明るくなるようなお方だったのだ。

 

 

なのにこのドラマの道隆は

全然明るくない。

 

冗談のひとつも聞いたためしが

ない。

 

かなりの酒飲みだったところは

再現しているが、道隆は飲み友達と

もっと陽気に酒を酌み交わしていた。

 

 

イケメン度合いは・・・う~ん

 

まぁ、井浦新もイケメンっちゃ

イケメン?

 

でもこの人「平清盛」で崇徳院を

演じたイメージが強くてちょっと怖い汗

 

 

道隆も最初の頃は

どちらかというと「おっとり」した

お坊ちゃま風だったのに、今では

すっかり冷たい権力者に

成り下がっている。

 

民が疫病に苦しんでいても

へのカッパ。

 

誰の意見にも耳を貸さず。

 

一条天皇が心を痛めていると

いうのに、

「それよりも1日も早く皇子を」

 

などと、

自分の家の繁栄の事しか

考えていない。

 

アンタはいつからそんな

人でなしになったんだぃ?

 

 

それにひきかえ道兼ってば

悲田院に様子を見に行こうとする

道長を押しとどめて

 

「汚れ仕事は俺の役目だ」

 

ですって!

 

ちょっと見直したぞ~。

 

新しく内大臣になった伊周に

大臣としての心得を指導しようと

する場面もあったし、

なんだか「真人間」に近づいて

来ている気がする。

 

もちろん過去の悪事を

消せるはずもないけれど、

こんな風に変わってくれると

何だか情状酌量してしまう。

 

 

そして

道隆以上にムカつくのが伊周!

 

女院様となった詮子に対して

「後宮とはかくあるべき」

と、説教をたれた。

 

有り得ないわあせる

 

詮子、今回も怖い怖~いお顔を

しておりました。

 

もうね、歩いて来る足元の

アップだけで

「あ、詮子が来たな?」

って分かるようになったわよ。

 

 

しかし歴史上初の「女院」に

なったというのにその重大性は

まったくスルーでしたね。

 

その上、何と円融院がお亡くなりに

なった事もナレーションで済ます。

 

まだ31歳だったんだよ~あせる

まさか、以前兼家が盛った毒が

原因で寿命が縮んだんじゃ?

 

ご冥福をお祈り申し上げますお願い

 

 

さて、

帝の御前であの伊周どのの直衣は

許しがたい」by 公任。

 

たしかにそうだ。

登華殿に参内した

公任、斉信、行成は

いずれも黒の束帯姿だった。

 

これは宮廷に参内する際の正装だ。

 

しかし伊周だけは冠をつけた

直衣姿。

しかも皆より一段高い場所に

座していた。

 

このような姿をするには

帝の勅許が要る。

 

伊周は一条天皇の許しを得ていた

ようだが、こんな場面にも

「自分は特別なのだ」という

尊大さが鼻につく。

 

分をわきまえろよ!と

私でさえ思うわ。

 

 

わかってる・・・

 

このドラマの主役は紫式部。

清 少納言ではないって。

 

わかってはいるけど

定子様ラブな私はあまりにも

中関白家が悪く描かれると

ツライのよショボーン

 

「白」と「黒」、「善」と「悪」、

ドラマとしては分かりやすい方が

何かと都合が良いのでしょうけど

もうちょっと手加減してほしいな。

 

「光る君へ」で中関白家を

初めて知った視聴者は

きっと悪いイメージを持つと思う。

 

来週、道隆が倒れる場面が

予告で映っていたけど、

このままじゃ嫌だな。

 

もういっそ清 少納言主役の

大河ドラマを作って

名誉挽回してほしいわ。

 

 

清 少納言といえば、

出ましたね「香炉峰の雪」の

エピソード。

 

定子様の望む答えを見事にクリアして

ウイカ納言、得意満面です。

 

でもまさかそこから雪遊びに

発展するとはね~。

 

美しい一面の雪景色の中、

楽しそうに興じる一条と定子様。

 

あの雪は本物でした。

ぶつけられた斉信はさぞや

冷たかっただろうなぁ。

本気で「ヒィッ」って叫んでたもんね

 

でも定子様に雪を投げつけ

られて発したひと言

ああ!嬉しゅうございます中宮様!

これはツボだった爆笑

 

 

 

 

それにしても、ウイカ納言と

他の女房との交流も少しは

描いてほしいと思う。

 

何と言うか、定子様サロンの中での

彼女の立ち位置というか。

 

枕草子によれば

「香炉峰の雪」の一件では

当意即妙の清 少納言に対して

周りの女房達も「さすがねぇ」と

舌を巻いたという事だ。

 

定子様付きの女房は大勢いたはず

なのだから、ドラマでもウイカ納言を

誉めそやす女房の1人ぐらい出して

ほしかったな。

 

まぁ、そこまでは望み過ぎ?

 

 

 

今回2つ目のツボは

ロバート実資。

 

オープニングのクレジットで

名前があったけど、観終わった後で

 

「実資、出てた?どこに?」

 

と思って確認してみたら

 

いた!

 

疫病に対する朝議のシーンで

公卿たちの中に、確かにいた。

 

だけどセリフは一切無し。

 

よ~く観ないと全然気づかないよ~。

 

それなのにオープニングでは

藤原実資 秋山竜次

って独立して名前が出てるんだもん!

笑っちゃった泣き笑い

 

 

 

===まひろと三郎への独り言===

 

 

ほらほらやっぱり!

道綱が絶対まひろの事を三郎に

しゃべると思ったのよね。

 

道綱が、まひろと間違えて

さわの所にしのんで行ったと分かって

大きな安堵の息を漏らす三郎。

 

その三郎、道兼に「俺が行く」と

制止されたにもかかわらず結局

危険を顧みずに悲田院へ向かう。

 

そこでまひろとまさかの再会

でしたねぇ。

 

もっとも、まひろは意識が無く

三郎とは気づいていませんでしたが。

 

この時、本当に高熱があるように

見えたので、プロのメイクさんて

凄い!と思ったのでした。

 

 

 

この厄介な疫病の正体は

どうやら天然痘だったらしいです。

何と、前年には一条天皇も罹患して

いた!

 

天然痘・・・大変な病気だよ。

そりゃバタバタと人が死ぬわな・・・。

 

今でこそ撲滅された病気ではあるが

これは本当に恐ろしい病だった。

 

朝廷はせいぜい神社に奉幣したり

大赦の令を出したり陰陽道の祭りを

施すくらいで、まったく心細いと

言うほかは無い。

 

そういや道隆が「比叡山に読経を

させております」とか言ってたっけ。

 

少女「たね」の両親そして

たね自身までもが命を奪われて

しまったのには涙が出た・・・。

 

 

あんだけ至近距離でまひろを

看病する三郎だったが

あれが現実ならうつらないはずが無い。

 

でもまぁ、ああいうシーンが

若い乙女たちの心にはたまらない

のでしょうね。

その点BBAの心はとうに醒めている

 

 

思わせぶりな月は半月お月様

まひろが助かるかどうかは

五分五分だという意味か?

 

もちろん主人公なんだから

助かるに決まってる。

 

来週の予告でも

さわと思われる人物の

「生きていてくださって良かった!」

という声が聞こえたし。

 

さわについては、今回

思うところがあるけれども

長くなるので来週にとっておこうっと。

 

 

しかし気の毒なのは乙丸だ。

この従者は毎回毎回まひろの

突拍子も無い行動に手を焼いている。

 

思い立ったら直情型のまひろは

乙丸の「姫様いけません!」の

制止をこれまでに何度振り切って

走ったことか。

 

 

で、今回は疫病に罹患ってか?

 

乙丸、もう怒っていいよむかっ

さすがに今回はまひろを追いかけて

行く時に舌打ちしていたような

気がしたけど見間違いかな?

 

乙丸が疫病に罹患していないか

気になります。

 

まだ直秀が生きていた頃、

腕っぷしの強い男に殴られて

気絶した事もあったよね?

 

もうさ、命がいくらあっても

足りないからいい加減にお暇を

いただいた方がいいよ!

 

 

民のことを考えていないのは

道隆や伊周ばかりじゃない。

 

まひろもちょっとは乙丸を

大事にしろよ・・・真顔