読みやすく、理解しやすく、保守しやすいプログラムを書くのは、意外と難しく感じます。
記述していくと自分流になりがちです。
Perlでは、作者のラリーのお勧めのスタイルがperlstyleで紹介されています。
perlstyle日本語版URL: http://perldoc.jp/docs/perl/5.8.0/perlstyle.pod
・"短い"1行ブロックではセミコロンを省略。
・ほとんどの演算子の前後にはスペース。
・カンマの後ろにはスペース。
・長い行は、演算子の後ろで改行する("and" と "or" を除く)
などなど。
"読みやすさ"については下の例が示されています。
open(FOO,$foo) || die "Can't open $foo: $!";
は、
die "Can't open $foo: $!" unless open(FOO,$foo);
より良いでしょう。
理由として、2つめでは、この文の主要部が修飾子に隠れてしまっているからです。
つまり、ファイルをopenするのが目的ということです。
関連書籍
- プログラミング作法/ブライアン カーニハン
- ¥2,940
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ほとんどC言語(一部C++,Java,Perl,Awk)で書かれていまするが、
内容は全プログラマ必見です。すばらしい書籍です。
序文より抜粋
執筆した目的は、プログラムに対する効果的な取り組み方を提示し、
質の高いコードを作成/維持するという目標をプログラマが達成するのを
多少なりとも支援することにある。
ベテランのプログラマなら自らの仕事に潜む問題点を認識できるだろうし、
比較的経験の浅いプログラマならほかの人々が苦労して得た教訓から
多くのことを学べるだろう。