発達性トラウマ 考察10 症状1 過緊張 | デブリマンXの行方

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いつか見えない社会問題になると信じている自分のような存在について、自分自身の人生経験や考えたこと、調べたことをまとめ、その存在を具体的にまとめることを目的とする。

 

 

本来なら大して緊張する場面でもないのに、何故か過度に緊張してしまう症状。

 

本来、緊張はストレスに際して、心身を活発にして対処するための便利な機能……らしい。

まあ、落ち着いて淡々と作業しているよりも、程よく緊張していた方がパフォーマンスが上がるという説もある。この場合は、パフォーマンスが低下するほどの緊張ということだろう。

 

内面的に常にストレスにさらされている状態のため、常に緊張し、そのためにパフォーマンスが著しく低下する。

わたしの経験的には保育現場で働いていた時が特にそうで、酷いダブルバインド、トリプルバインドの中で過ごしたため、「明日はどうなるかわからない。何事もありませんように」と祈る日々だったことを覚えている。

ただ、結局その場で何が正しいのかを学ぶにはやはり時間が必要で、それに関しては今の職場も大きくは変わっていない。最大の違いは概ねシングルバインドになったというところだろう。社会における若者の生殺与奪は上司の能力にかかっている。これに関して言えば、わたしは普段忌避しているガチャという言葉だって使える。

 

緊張が当たり前になっている場合、自分が過緊張だと自覚していないケースもあるという。

また、若いと努力や頑張りでなんとか乗り切ってしまうが、普段から緊張で身体がガチガチになり、自然体を失ってしまうとのこと。

実際、これも保育士時代に経験した。休日も常に臨戦態勢になっている感じがあり、それを癒やすために銭湯に通い詰めたこともある。

そしてなにより、わたしの上司がまさに全身緊張の固まりで、もはや自然体なんて存在しない雰囲気の人物に思えた。氷河期サバイバーの実力者には少なからずいると思うが、後輩の育成能力は0だと思う。なんせ、努力と根性で真っ正面から全てを乗り越えてきたとしか思えない。「わたしの頃は先輩に訊くなんてこと恥ずかしくてできなかった」と豪語されたのは、わたしにとってはもはやトラウマとなっている。