話が飛ぶ人 | デブリマンXの行方

デブリマンXの行方

いつか見えない社会問題になると信じている自分のような存在について、自分自身の人生経験や考えたこと、調べたことをまとめ、その存在を具体的にまとめることを目的とする。

今日、保育園でのある出来事の中で、わたしの悪癖を思い出した。

 

出来事としてはこうである。

1つの部屋に保育士がわたしを含めて5人いた。

わたしが子どもの午睡中に少し席を外していたら、ある先生がいなくなっていた。

それだけならお手洗いか何かかと思うだけだが、今回はその先生の机の上がキレイだった。そのため、以下の推論をしてしまった。

 

  机の上がキレイで荷物も無い

→ 帰った?

→ 連絡は受けていないがありうる

→ 理由は?

→ いつも通りならお孫さんの体調不良

 

反射的にそう思い込んでしまったため、部屋に戻った時のわたしの第一声は「○○先生帰りました?」になってしまった。本来なら「○○先生どこに行きました?」程度のものに抑えるべきところを、「帰った」と仮定した質問をしてしまったのである。わたしの質問は「○○先生なら行事の準備で2階に行ったよ」という形で返ってきた。

 

わたしの悪癖とは、自分の持っている情報で勝手に話を進めてしまうところである。

これが他者との会話で発揮されると、言葉のキャッチボールは当然成立しない。

そのため、わたしは人と話をする時には相手が話す内容を常に予想する癖をつけているし、自分の話から展開される内容も目星をつけてから話すようにしている。

これが、わたしにはコミュニケーション能力がないと自称する所以である。わたしの会話の多くは相手とのコミュニケーションではなく、自分のシナリオ通りに話を進めているだけなのだ。

 

ただ、ふいに無意識から言葉が出ると、こういった悪癖が表に出てしまう。

子どもの頃は、思ったことを口にしてしまっていたので、それが大変な苦労を招いていたように思うし、ある意味それがイジメられる要因になっていたかもしれないと今更ながら思った。