昨日の「ふるさと」でのことなのですが…

お店は10時から開いているのですが、私がお昼より少し前に訪れたので、まだ昼前の「仕込み」のようなものが終わっていなかったのか、そのときは「あんこ」しか売ってなかったんです。

残念だなあ、と思いながら「あんこ」だけを買って店頭のベンチに座って食べること数分…

「ウィンナー焼けましたけど入りますか?」

?!

もちろんいりますっ!!

そしてウィンナーを買い、また店頭で食べながら思ったんです。

この「焼けましたけどいりますか?」が絶妙な距離感ではないかと。

いや、もちろん最初から置いとけよという話なのかもしれません。

しかし、私しか客がいないような時間に、冷めてしまうものを大量には作り置きしたくない、その心理もわかります。

ましてそこで、「いまからお作りします」というのも、それはそれで違う気がするんです。だったら最初から置いとけよ、になってしまう。ヘソ曲がりの客なら「いらねぇよ!」になってしまうかもしれません。

たぶん、最初に断った時点では、お店の人に作る気はなかったと思います。

しかし、私がベンチに座り、たい焼きを食べるのを見て、こいつが食べてる間にウィンナーが作れるぞ、と判断しての行動だと私には思えました。

この機転が素晴らしいと思います。そしてこのタイミングなら、まず間違いなくお客さんは買います。

そうです、このタイミングなら、間違いなく「客」ではなく「お客さん」になるんです。

少なくともここに一人、感動屋が虜になってますから(笑)

このような絶妙な距離感は、確実に天性のものなので鍛えようがないのかもしれませんが、そういうものが「心地よさ」につながるという意識だけは忘れずにいたいものです。