昔から
タイムリープものの
物語が好きだった
時を繰り返す
過去を変える
現実に起こるものではないのは
よく知っている
だけど……この瞬間は、あたかも
悔しかった3年前のあの日を
やり直している
そんな錯覚に陥っていた。
並行する時間
見慣れた環境(夜の街歩き)に包まれ
平常心を取り戻すうち
いつしか
考え事
しながら歩いていた
【BOX内、当時のレポに一部修正･加筆した心理描写。以下同】
当時も今も変わらぬ特性だ。
だけど、回想ばっかで
自分の体調の確認
疎かにしちゃあいけないぞ。
あれ？ あれ？
CP3(当時は66km地点)に
なかなかたどり着かないぞ💦
この灯りは……コンビニか
とにかくCPにさえ着けば
そこで休めるんだ
先を急ぐぞ
ストップ ストップ！
残像と並行して歩いてみたら
見つけた
過去を変える瞬間は
ここにあった
3年前のオレは、この地点ではまだ
自分の心拍に異常が出ていることを
認識していないんだ
このコンビニを越えて
CP3が見える段階になって
Fitbitの盤面見て
初めて気づいたんだ。
その時には、もう
CPの手前で休めるコンビニは無し
だから、焦って
CP3まで急いだ……
その結果は……
もう思い出したくない
だから、いま行動を変える
このコンビニで休むぞ
そう、このポイントはまさに
小一時間前にCP2で立てた作戦
と思い描いていた場所と一致する。
店内でラテを買い
軒先で飲んでリラックス。
心拍は……数値も自覚も異常なし
よし！ これなら
壁は乗り越えられるぞ✊
次に休むのは
70km地点だ
とうとう追いついた
再度、貸切の幹線道路を西へ。
相変わらず、ボラートも
きっちりついてるな
ところどころ赤信号に止められながらも
ゆっくりと。
沿線の店舗の表示に
草津の文字が並び始める。
てことは、そろそろ
……あそこだ
左手に大きなカーディーラー
ここが、3年前にCP3だった場所
そして
オレが止まってしまった場所
いちばん歩道寄りの
あのアスファルトのところで
横たわっていたんだ……
【和久井健･著 講談社･刊「東京リベンジャーズ」第1巻から引用】
「やっと追いついた
今日はここでは止まらないからな
さあ、行こうぜ」
🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹
ついにあの日に追いついた
追い越した
今回のCP3は
まだ4kmほど先
気持ちをいっそう締めて
西へと歩を進める。
(次回に続きます)
今日は南極の日
寒い日の楽しみ方は？
ジムにタブレットを持参して
映画見ながら
クロスマシンやトレッドミル
うちのfireは完全に
ジムのオトモ専門になってる💦
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