オレのことを
デビと呼ぶ…
初対面の人から
不意に呼ばれる
そのこと自体は
もうそこまで
驚くことじゃなくなっていた
もう、2回も経験してるからね
初めては
去年の東京エクストリームウォーク100
みなとみらいで
次は
夏の夜のバンテリンドームナゴヤ
フォロワーさんから
特徴的な体格と持ち物で
やはりある程度は
気づかれるのでしょうね
なのに、びわ100のCP2に限って
こんなにびっくりしたのは
声の出どころがテント近くで
オレンジジャンパーを纏った人
つまり
スタッフさん
運営されている人が
このブログを読んでくださっていて
自分のことを覚えていてくれている
それが本当に嬉しかった😊
暖かいスープをいただき
椅子席の方に促される
けど
やはりこだわる
「申し訳ないです
シートに腰を下ろしたいので
奥のテントに向かいますね」
「……あ、あのテントは」
表情と言い淀んだ口調で
何となく察した
そう、ここはCP2
もう60キロを歩いた地点
だから
苦渋の選択
をする参加者も
現れるタイミング
あのテントは……だから
近づけないんだ
もっと手前側で
腰掛け、寝転べる場所を確保した。
CP1と変わらぬルーチン
靴と靴下を脱ぎ
GARMINの充電を始め
手足の疲労回復のための体操とケア
ここまで済ませてから
ようやく飲食
先ほど受け取ったスープ
冷めてきちゃってるな💦
それでも……
食道を通りお腹を中から温めてくれるのは
本当にありがたかった
午前3時も近づきつつあり
やはり、それなりには冷えてきている
これまでと違う「ひとり作戦会議」
夜空に向かって
手先足先をジタバタしながら
頭の中では
すっかりとひとり作戦会議モード
これまでも、100キロウォーク中に
何度も繰り広げられた
ひとりでの議論
だけど!
今回は明らかに違うぞ
議題も、なんなら運営方法も
前回のびわ100も
去年の東京エクストリームウォーク100も
リタイアするか続けるかの議論
しかしていなかった。
二者対立のなかで
優勢な方の意見を採用したに過ぎない
だけど
いまから決めようとしているのは
完歩に至るための
作戦の組み立てだ🔥
───よし、脚ケアおしまい
ムクリと上体を起こして座り直し
MAPに手を伸ばす。
(次回に続きます)
ここまでの2022びわ100の
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今日は世界人権デー