Yoichiro Shin Drums Solo @ 大塚BAR地底 | めがねレーザーのある風景

めがねレーザーのある風景

Drums, Laser Beam, feedback, synth, HeartBeat

 

 

 

 

Remo Spoxe 9.5"
MEINL Generation X Safari Hihat Top 12"

Pearl CX-500 CupChime 7" + SABIAN WILD-900 CHINA SPLASH 8"

audio-technica HYP-180B
Contact mic
BEHRINGER XENYX 1202FX
DAVE SMITH INSTRUMENTS Mopho

iPad Air

 

 

 

 

久しぶりのライヴでした。

そして今年最初で最後のライヴでもありました。

 

コロナ禍以降ライヴする機会も激減してすっかり年に1回のペースに。

今回ライヴの機会を作ってくれた小出氏には感謝です。

 

今年に入って作り始めた『an etude 230522』という曲を演奏しました。

この曲はそもそもやってみたいドラムフレーズを幾つか思いついたのが発端で、そこから合わせるオケの制作したのですが、合わせてみたら色々と不都合が出てきたり単純に自分の今のスキルではとてもじゃないけど演奏出来なっかたり新しいアイディアがどんどん出てきたりして、最終的に今の形になったという感じです。当初のドラムフレーズはほとんど無くなっていたりします。

テーマとしては

1.自分のドラム練習の為

2.ライヴのリハビリ

3.既存のドラムパターンは使わない

4.一般的な意味でのグルーヴを排除した音の配置という作業

という感じでしょうか。

1と2はもう曲名通りそのまんまの意味です。あまりにもライヴしてなさ過ぎるので本番も含め全てが練習・鍛錬・修行という意識で取り組んでいく為のガイド的な練習曲。

3と4は以前から継続している作曲作品同様のテーマでもありますね。今は完全にドラムという楽器にフォーカスしているので、当たり前のように叩いてしまうドラムパターンから如何に脱却してカッコいい音の配置を行うかが楽しかったりします。

 

まぁそんな感じで本番を迎えましたが、見事に崩壊しました。

どのフレーズも普通のクリックに合わせることは出来るようになっていたのですが、このオケに合わせるのがかなり難しい(というか苦手)です。

練習でもそこそこという状態でまぁ何とかなるだろうくらいに思っていたのですが、やはりそんなに甘くはないですね。拍手したくなるほど見事な崩壊っぷり。

練習で100%出来ないものは本番では使い物にならないということを改めて思い知ったというか思い出しました。

初めての会場で初めて使うドラムセットでいつも通りに演奏する難しさもこれでもかってくらい思い出させてくれました。

更に今回は生まれて初めての全編イヤモニ装着での演奏で、スタジオでは十分慣れていたとは言え、やはりライヴだと違和感が若干あり演奏に影響が出てしまった感はありました。

この曲は後2回くらいはライヴでやって完璧なパフォーマンスをしたいですね。次回のライヴがいつになることやら…という感じですが、必ずリベンジしたいと思います。

 

後は何と言っても体力の低下を痛感しました。結局練習では一度も通して演奏してみた事が無かったのですが、こんなに後半疲れてしまうとは予想外でした。

前半から既に怪しい部分もあったので、肉体的な意味でも精神的な意味でもライヴはやはり定期的にやらないとダメだなぁと思いました。

 

もう全てひっくるめてライヴの感覚を取り戻す為のリハビリという事で、諸々反省点も含めて今回は良い機会だったと思います。

 

 

 

 

ドラムセットは会場のモノを使用。

Pearlの廉価版でしょうか?バスドラにミュートの詰め物がぎっしりでちょっと残念。

一応下見で会場とドラムセットはチェック済みなので、まぁまぁこれは想定内。色んな意味で諦めは肝心です。

自分の演奏ではどんな感じに聴こえていたのか分かりませんが、対バンの音を聴く限りではこの狭いバーではこのレベルで十分という感じでした。

これはあくまで音量という意味で、音質はまた別の話ですが…。

 

持ち込み機材は最小限。厳選したと言えば聞こえは良いですが、要するに重たいのは嫌だという事です。

ドラム関係は小さいシンバル類だけでスネアも無し。これでもツインペダルのリュックと合わせると結構な重さでした。

本当は音源を流す為のiPadと生ドラムだけが潔くって良いと思うのですが、どうしてもちょっと味付けしたくてシンセやマイクなど細々と使ってしまいました。

ハットにコンタクトマイク付けてMopho(シンセ)を鳴らして、マイクでバスドラ拾ってエフェクト掛けるというシステム。

因みにiPadは画面で波形を見ながらパート毎の演奏のON/OFFのタイミングを合わせるという手法です。

(どうしても見やすい位置に置きたくてiPadスタンドを持参したのですがそんなに重くはない割に非常に嵩張るのでマイクスタンドに取り付けられるiPadホルダーが欲しい。)

こちらも切り替えやら操作がほぼぶっつけ本番だったのでちょっとバタバタしてしまいました。一部シンセの音が出ていなかった箇所もあったらしい。

やはりドラムの演奏に集中したいという思いもあるのですが、私の曲を1人でやろうとするとどうしても難しい部分が出てきてしまいます。まぁ作った自分の責任ですが。

必要な音を全て詰め込んだオケを作ってしまうという手もありますが、多少は即興性がある要素も残したい…この辺りの匙加減は今後の課題でもあります。

今回のシステムはシンプルですし派手な事する為ではないので、味付けとしては悪くはない使い方ではあったと思います。

今回の会場は狭いバーでドラムにマイクは勿論立ってはいなかったので、PAがしっかりしたライヴハウスでもやってみたですね。更に言えば自分のドラムセット使いたい。

 

 

とにかく反省点の多いライヴでした。それは想定内でここからスタートになればと思います。

ライヴの難しさも十分すぎるほど思い出しましたし、来年からは少しペースを上げていこうと考えております。

曲は面白いと思うので、多少のブラッシュアップも含めて満足いく演奏を出来るよう今後も精進していきたいと思います。

 

 

 

 

疲れた。