「初診ですか?」 「3ヵ月前に双子を出産しました」
「お名前は?」 「ユン・セヨン 23歳です」
「ユンさんですね。今日はどうなさいました?」
「他でもないんですが、実は私 えっと・・・つまり、手術室はどこですか」
「手術室?下の階です」 「ちょっと行ってきます」


「ユン・セヨンは来てませんか?」
「いらっしゃいましたよ。手術室へ行かれました」
「手術室ですか?セヨン 早まるな」

「中に入ったんじゃ?」

「偉いぞ。分かってくれたんだな」
「やめてよ。産むつもりはないわ。手術するのが怖かっただけ」
「そうか。帰って話し合おう。僕が悪かったよ。帰ろう」

「セヨン 頼むよ。子供を産んでくれ」 「イヤよ」

「どうして産んだのかと恨まれるだけよ」
「なぜそう思うんだ。両親と祖父母に愛され、お義母さんにも可愛がられる」
「愛だけで子育てができると思ってる?下のおばさんを見てよ。6歳の子供に英語や水泳、バイオリンを習わせてる。だけど私たちはどう?」
「それは欲張りだ。塾に行かなくても英語は学校で習える。スイミングに行かなくても川で犬かきを教わればいい」
「バカ言わないで。よその子はクロールで泳ぐのに、うちの子だけ犬かきで泳げと言うの?すべてが悪循環になるわ。やめましょう」
「大事なのは体裁だけか?カンとサンにお金より大切な兄弟ができるんだ。愛し合い分かち合うことを教えられる」

「比べられるつらさが分かる?姉の産んだ子は・・・」

「何の心配もなく暮らすの。でもうちの子は?貧しい家に生まれた悔しさを感じるのは、この2人で十分」
「セヨン、心配するな。これからは身を粉にして働くよ」
「とにかくイヤ。体形が崩れるのもイヤだし、夜も眠れずに乳飲み子を育てるのもイヤ。もう決めたの。何も聞かない」
「僕がこんなに頼んでも意地を張り通すつもりか」
「絶対に産めない。産まない」

「テフン。セヨンはまだ23歳なのよ。大学も卒業してないのに子供が2人もいる」

「娘が苦労するのを知りながら産めとは言えない。親なら誰でもそう思うわ。あなたの両親は産めと言うかしら」
「間違いなく産めと言います」
「そう、イ家の人が産めと言うなら止めようがないわ。両親に聞いてきなさい」
「分かりました」    ※ と言いながら、家が一大事のため相談できないテフン


〝料理サバイバル決勝戦〟
優勝者には賞金5000万ウォンと5000万ウォンのレシピ開発費用が授与され、世界大会への切符が与えられます。挑戦者の2人は料理のテーマや食材を一切明かされておりません。90分の間に体にいいメーン料理と2品の付け合わせを作っていただきます。

“テーマ山”

「必ずしも高級食材がいいとは限りません。韓国料理の世界化は日々の食卓から始まると思います。僕が準備したのは、鶏に薬膳料理の素材を入れた紅参の参鶏湯です。それにクコの実と春白菜のキムチと松の葉ジュースを添えました」

“テーマ海”

「私が作ったのはタコのスープです。タコは天然の疲労回復剤と呼ばれるほど、気力の回復に効果があります。そこにアワビのキムチとコンブ茶を用意しました」

おめでとう 「チュカエ トンへシ」

「ペクさんの料理は味もよく栄養も満点ですが、西洋ではタコはイメージが悪い。世界化においてはその点が減点要因になりました。世界中の人に愛される鶏で五感を満足させる紅参の参鶏湯を作りました。優勝者はカメリアホテルのトンへさん」


カメリアホテルと業務提携したはずのイ・ボンイの父が立ち上げたキムチ工場との契約が打ち切られ、責任を感じたトンへは、資金集めのために料理番組に出演します。
結果的に、解雇しテレビ出演をキャンセルしたホテル社長ホン・ヘスクの意思とは逆に、出演を望むホテル会長と放送局の意向どうりになります。
ドラマでは表現されていませんが、事情を知っているペク・ユジンがわざと優勝を譲ったような感じがします。
タコまるまる1匹のままは見栄え的にどうかと思いますが、アワビのキムチとコンブ茶は美味しそうです!自分はペク・ユジンに1票。
ちょっと疑問として、ホテル代表として出演しているのに、個人に賞金が全額直接渡されるものなのでしょうか?

筋書きのあるドラマの中で、セヨンのセリフを通して韓国社会の問題点をさりげなく提起している、セヨンとテフンのやりとりのシーン。
リアリティーがあって、全体の中では異質な感じがしますが、ここまでのドラマの展開の中では一番説得力のある、感情とか考え方が表現されている貴重なシーンだと思いました。
ただ韓国の学校にはほとんどプ-ルがないらしいので、テフンの川で犬かきなのですが、水泳はセレブの象徴なのでしょうか?
物語の前提となる社会基盤を明確にすることによって、ドラマ全体を引き締める重要なシーンがセヨンのセリフとは、(笑)とともに、セヨン Good Job !

キム・ジュンが現在の家族とトンへ・アンナ親子との間で葛藤するシーンも、天を仰いだり、頭を振ったりする素人っぽい演技ではなく、それぞれをどう考えて、どう悩んでいるのか、セリフを含めて表現して欲しかったと思います。

おそらく後半、今まで娘と思って育ててきたホン・ヘスクと、やっと会うことができた実の娘ドンペク(アンナ)との間で、ホテルの後継者問題を含めた会長夫妻の葛藤が展開されると思いますが、セリフを含めた感情表現に期待したいと思います。