One Love Ⅶ 第30話 | しおりの妄想小説 ~嵐~

しおりの妄想小説 ~嵐~

大好きな嵐さんの妄想小説を書いています。







どれくらい話をしただろう…
雲に覆われていたはずの空がうっすらと明るくなっていた。
雲の切れ間から月が顔を見せてくれたから…






〈月…綺麗だな…〉


「うん…」


〈俺、こう見えて昔から本読むの好きでさ。
あ、あれ知ってる?
夏目漱石の月の話。〉






タケルくんと色んな話をした。
お母さんのこと、学校のこと、将来のこと…くだらない話も…






タケルくんがこんなにもお喋りなの知らなかったな…






たぶん話したかったんだと思う。
ずっと言えなかったことを誰かに聞いてもらいたかったんだと…






泣いてしまった私を受け入れてくれたタケルくん。
私なんかよりもずっと…
ずっと大人なんだね…






真夜中、月明かりの下で過ごした二人の時間はとても大切な時間だった。
タケルくんと話せて良かったって心から思う。






〈俺も先生になれっかなぁ…〉


「えっ?」


〈やってみるかな…〉






そんな話初めて聞いた。
なんか嬉しくて…
進学のこと、これから一緒に考えようと約束したんだ。






深夜2時過ぎ…ようやく帰宅する私。
長い一日だったけど…
最初はどうなることかと思ったけど…
今は…少しだけ前に進めた気がする…






あ…






あれ…?






アパートの目の前まで来ると部屋に明かりがついている。
駐車場には見慣れた一台の…






えっ?






急いで階段を駆け上がり、部屋のドアを開けるとそこには…






「潤くん…!」






目の前に大好きな人がいた。






「潤くん…何で…?」






ソファーに横たわる潤くんに抱き着く私。






だって来るのは明日の朝の予定だったから…






『仕事終わって速攻車飛ばして来た…』






だって…






逢いたかった潤くんがいる…






横たわる潤くんの上に重なり抱き着いて…
潤くんが私の腰に腕を回しぎゅーってしてくれる。
私は潤くんの首筋に鼻を擦り付けてくんくんするの。






『こんな遅くまで何してたの?』


「ちょっとね…」






くんくんしながら答える私。






『ちょっと…何?』


「仕事…」


『ふーん…こんな時間まで?』






抱き着く腕を解かれ、上に重なっていた私をぐるりと反転させた潤くんは…






『泣いた…?目赤いよ…?』






私の顔の横に腕をつき組み敷き、上から見下ろす形でそう言うの。






『夜中に帰ってきた理由を説明しろよ…?』


「説明って…仕事だよ…
潤くんには関係ないもん…」


『ふーん…
今日は21時には終わるんじゃなかったっけ?』


「うん…
でもそのあと色々あって…」


『何か他の男の匂いがする…』


「別にしなっ…ン」






私が言い終わる前に唇を塞がれてしまった…






潤くんの舌が私の舌を絡め取る深くて少々荒っぽいキス。






「ン…っ、じゅ…!」






夜中に帰ってきたのには色々あって…
だいたい潤くんが早く来るなんて聞いてなかったし…






相変わらず潤くんはそういうとこすごいヤキモチ妬きだ。
妬いてくれるのは嬉しいんだけどね…






ちゅるっと唇が離されたと思ったらすかさず…






『何があったの?』


「何がって…」






鋭い視線でじっと見つめられる。






潤くん…それは難しい質問だよ…






「前にレストランの前で偶然会った男の子いたでしょ?
あの子、最近お母さん亡くされたり色々あって…
少し話をしてたの。
それだけ…」


『ふ~ん…』


「施設には色んな事情を抱えた子がいるから…
潤くんにそれを全部は説明出来ないよ…」






あ…






自分で言ってから少し後悔した。






もっと上手く説明すれば良かったかなって…






冷たい言い方だったかな…?






「あ…違くて…
個人情報になっちゃうからベラベラ誰かに言うことじゃないから…
ごめんなさい…」


『フフ…まぁ…いいや。
彩が仕事頑張ってるってことで許してやるよ?
でもあんま遅い時間に一人で外歩くなよ?』


「うん…」






その先の二人はまぁ…






みんなの想像通りで…///
(今回はしおりちゃんが書かないって言ってマスw)






離れているのが辛い分、逢えた時の喜びは一入で…






触れられた箇所が熱くて熱くて堪らなくて…






もっと欲しくて…






そんな私を潤くんは優しく包んでくれるの。






私は…






やっぱり潤くんじゃなきゃダメなんだぁ…