潤side―
杏奈が眠りにつくまでずっと傍にいた…
ベットで寝ている杏奈の横に腰掛けて、手を握りしめて…
はぁ…
彩にちゃんと話さなきゃな…
こうして冷静になれば彩を痛い程に愛してる俺がいる…
だけど杏奈と話をしてるとさ…
やっぱり昔の俺が出てくるんだよな…
何やってんだ…俺は…?
複雑な気持ちのまま自宅へ帰ると…
ガチャ…
玄関の扉を開けると、目の前に彩がポツンと座ってて…
瞳にいっぱい涙を溜めてさ…
「お帰り…」
って言ったんだ…
『彩…?こんなトコに座ってどうした…?』
「潤くん…」
何も言わないけど、彩は何かに気づいてるんだって思った…
『彩…?ちゃんと話そう…?』
そう言って彩を抱き上げ、リビングへと向かったんだ…