『すみません、今日は小嶋先生いらっしゃいますか…?』
『小嶋は今、授業中です…あと15分程で終わりますが、お待ちになられますか?』
『あっ…はい…』
受付で少し待たせてもらうことにした…
このたった15分がやけに長く感じる…
勢いで会いに来たのはいいけどさ…
そんなことして俺…どうすんだよ…
突然押しかけて…
何て言えばいいのか…
自問自答してた…
『あれ?櫻井くん…!』
俺の突然の訪問に少しビックリしていたけど…
『ねぇ!お腹すかない?どっか美味しいお店連れてってよ♪』
そう笑顔で言ったんだ…
俺が何をしに来たのかなんて関係なくて…
まるで不器用な俺の心を見透かしてるみたいでさ…
彼女はそんな俺を受け入れてくれる…
『凄い美味し~!幸せ♪』
彼女の笑顔に癒されてる自分がいる…
『私ね、一生のうち、あと何回美味しいご飯が食べられるんだろうってよく考えるの。そう考えたら一回一回の食事が貴重に思えてきて…だから毎回全力でご飯食べたいの♪』
(マジかぁ~!俺も~!!!)
やばい…!
何か今…グッときた…!!
それから色々話をしたんだ…
彼女は両親の仕事の都合でアメリカで生まれて、中学2年でこっちに帰国…
歳は30歳(今度の誕生日で31歳になる)…俺の2コ上…
旅好きで、今まで訪れた国の話で盛り上がったり…
一見クールビューティな彼女だけど、見かけによらず、可愛いモノが大好きで…
『よくね、美紗さんの部屋じゃないですよね?って私の部屋に来た友達に言われるの。失礼じゃない?私、どんなイメージ?』
いくつになっても女の子なんだからぁ~!とか言ってて…
真面目な性格で…
勉強熱心で…
『料理とか裁縫とか絶対しなさそうだよねって言われるの!失礼だよね?めちゃくちゃやるっつーの!』
彼女の話を聞きながら思わず笑っちゃったよ…
楽しい会話は尽きなくてさ…
お酒も入ってほろ酔い気分の彼女が…
『あっ!私ね、実は匂いフェチなの♪櫻井くんの匂い嗅いでいい?』
『えっ…?嗅ぐってどこの…?』
『首とか…胸とか…?ねぇ!嗅いでみたい~♪』
『別にいいけど…』
彼女が俺の胸に顔を寄せる…
すげードキドキしてる…///
彼女の顔が俺の首元まで来て…
『合格♪』
そう言ってた…
『ん?何?何が合格なの?』
って聞いても返事はなくて…
『ん?美紗さん…?』
いつの間にか俺の肩に頭をのせて寝てた…
(可愛いな…///)
こんな気持ち久々だった…