One Love~27~ | しおりの妄想小説 ~嵐~

しおりの妄想小説 ~嵐~

大好きな嵐さんの妄想小説を書いています。







主人公がなんだか自分とダブって見えた。
いつも心のどこかで周りに嫉妬して、でもそれをひた隠しにして、愛想振りまいて生きていて。
いい子ね…って言われるのが苦痛だった。
本当はそんな人間じゃないのに…
心の中は醜くて…
コンプレックスの固まりなの…
まるで自分を見ている様で…
気づけば涙が出て…
ハンカチで顔を覆いながら声を押し殺して泣いた…






『ぐすん…………うぅ………っ』






会場の明かりがついて、周りのお客さんが次々と席を立つ中、私はまだ席を立てないでいた。






『……うぅ…ぅっ』






どれくらいそこにいたのかわからないけど、何とか落ち着いて席を立った。
酷い顔をどうにかしなきゃ…
そう思いトイレに立ち、メイクを直した。






私が会場を出る頃には人影は殆どなくて…






その時―






向こうからさっきのサングラスの人が歩いてきた…






『あっ…どうも……』


『さっきは本当にすみませんでした。…では失礼します。』






私は軽く会釈をし、会場を後にした。












次の日…




また別の舞台を観にきたんだけど…




開演直前…




辺りがざわついて…




キャー!って黄色い声援も聞こえて…




振り返るとまた昨日の人がいて…




しかもまた隣の席で…






『あっ…どうも…』


『どうも…』






たったそれだけの挨拶だけど、こんな偶然にドキッとした…