煩悩の神秘 | Dear Moon

Dear Moon

運命の神秘、宇宙の神秘、
八ヶ岳の美しい景色と日々の暮らし、そして
スピリチュアルな癒しの言葉をお贈りいたします。


昨日 一昨日と”因縁”や”因果応報”などについて書いていますが

それは 全て

”幸せになるための運命の仕組み” なのです



善行には善


悪行には悪


自分の行いは自分に返ってくるので

幸せになるためには善行を重ねましょう


と言う とてもシンプルな幸せの法則です



なのに・・・


それさえも出来ないのが人間です



皆 幸せになることを望んでいるはずなのに


カルマを積んでしまう・・・


本当に不思議な世界です



でも

それこそが ”煩悩の神秘” なのでしょう



人間は皆同じ数だけ煩悩を持っていると言われています


人間は煩悩の塊で 煩悩がなくなったら

雪だるまのように 溶けて消えてなくなってしまいます


それ故に 強い意志を持っていなければ

楽な方へ 低い方へ流されてしまうのです




煩悩の中で 最も恐ろしいとされているのが 

”三毒”と言われるものです 
 

貪欲(どんよく)・・・限りのない欲の心


瞋恚(しんい)・・・欲が邪魔されると出てくる怒りの心


愚痴(ぐち)・・・成功している相手を嫉妬したり 

         欲を邪魔した相手を憎んだり恨んだりする心

 


これらは誰の心の中にも必ずあるものです


得にこの三つの煩悩が悪行を成就させてしまうのです



この世界に善人と悪人がいるとするのであれば

魂の成熟度によって 煩悩の現れ方に違いがあるのでしょう



つまり 煩悩を完全に消し去ることが出来ないのであるならば

これらの煩悩を自分でコントロールするしかないのです





ただ私はこれらの煩悩があればこそ

善行を成就出来ることもあると感じます

悪いことばかりではないと




限りない欲の心(貪欲)を 善行に向けたらどうでしょう?


たくさんの人を救う力になると思います




その善行を欲と考えるならば

 

欲が邪魔されたら出てくる怒り(瞋恚)はどうでしょう?


善行を悪いものから守りたい 成就したい

と言う強い意志が 頑張る力になります




では三つ目の愚痴はどうでしょう?


嫉妬も上手く魂の益に変えれば

自分も成功したいと言う成長欲求に繋がります


そして 愚痴の人を見ることで 自分のあるべき姿を学ぶことが出来ます




すべての煩悩は愛を学ぶために必要だからあるのですよね


そして やはり何よりも 


悪行に手を染めないために煩悩はあるのだと想います


”何が悪いことなのか”も知っておく必要があるからです




煩悩を反転させ魂の益に変えてゆく


そして 善行へと役立てて行くことが


成熟した魂の”成せる技” つまり”悟り”に近づくことなのでしょう



悟りには無限の奥行きがあります


これで終わりと言うことはありません


人生の秘奥を学ぶことは 心を学ぶことに繋がる

 

とても大切なことだと想います






自分の内部が静穏になれば 

 

外部も静穏になります


泰然自若とした自信の中でこそ 

 

魂本来の力は発揮されます


それこそが幸せの境地なのかもしれません
 




”どんな心も どんな想いも 


どんな魂も受け止められるよう


純白の心でなければならない


どんな姿でも映し出すことが出来るよう


水面のような姿でなければならない


凪いだ海のように広く深く


聳えたつ山々のように堂々と


春風のようにあたたかくやさしく


野に咲く花のようにひっそりと”


~空の如く~




そんな人でありたいと想います



私の書く文章が 

 

たったひとつの心にでも響くよう

 

願いを込めて綴っています

 

 

想いよ 届けキラキラ





今日も愛溢れる一日でありますように・・・