こんばんは。
~リボンで作る薔薇の世界~
おもてなしギフトのフラワーサロン
アトリエ ディアローズの今井みゆきです。
今日は珍しくプライベートのお話しです☆
私の母、87歳。
すい臓がんの末期で、余命1~2か月を宣告されています。
考えた末、その母を引き取り、自宅介護をしていこうと決めました。
去年暮れに、体調不良がおき、食事が取れなくなってしまい、そのまま入院。
年齢的のこともあって、治療の無くなった母は、病院にはいれなくなり、自宅介護もしくは緩和ケア病棟のある病院に入るかの選択をしなければなりませんでした。
私たち家族の選んだのは緩和ケアでした。
治療はしない。
痛みを極力軽減させてあげる。
家庭にいるような自由な体制。
本人の意思を尊重。
、、、。
そんな方針の緩和ケア病棟。
今まで点滴をしていた為に、抜いてしまわないように、両手首をベットにくくり付けられてた母を考えると、ここにお世話になって、自由で穏やかな日々を過ごしてくれたらいいなって言う思いでした。
お写真は、2か月お世話になった病院から、緩和ケア病棟のある病院へ向かう日の朝、院内に飾られたお雛様の前で^^
私、笑顔ですが、本当はね、とっても複雑な気持ちでおりました。
緩和ケア病棟に移る=死を覚悟する
そんな現実があるのですから、、、。
そして転院して驚いたのが、院内がとっても素敵だったこと。
お部屋は個室で、ここではテレビは、イヤホンもすることなく深夜でも見れます。
トイレやミニキッチンもあり、窓も大きく、素敵なクローゼットまでも。
病院ではなく、まるでホテルのようでした。
「お母さん、素敵なお部屋だね。良かったね!」って。
入院して1日が過ぎ、3日が過ぎ、、、。
快適なお部屋なはずなのに、そこには寂しそうな母がいました。
そもそも方針が違うので仕方のないことですが、通常の病院とは違い、
個室のせいもあってか、治療もないせいか、看護師さん達の出入りもあまり感じず。
廊下もほぼほぼ、人の気配がしません。
テレビをつけたり消したりの操作の出来ない母は、ひたすら天井を見上げているんです。
私は毎日行く度に、そんな母の姿と遭遇します。
あとわずかな人生が、こんな寂しくていいんだろうか、、、。
私は溜まらず母に「お母さん、私の家に来たい?」って聞きました。
母は兄と暮らしていました。
父が他界した後、一緒に住むことを提案してたんですが、ずっと拒んでいました。
それは、主人に迷惑かけたくない、自宅から離れたくないなどの理由で。
そんな母が「行きたい。」と。
だから私は思いました。
「自宅で母のお世話をしよう。」と。
短い時間ではあると思いますが、多分、全てのことが上手く回らないのだろうとの心配や、私の家族の生活水準も変わるんだろうと。
介護の大変さをよく耳にしますが、それをまだ知らない私。
どんな生活になるのだろうという不安は正直あります。
ですが、ケアマネジャーさん達のお力と、家族の支えに甘えて、母の介護をしていこうと決めました。
後悔はしたくはありませんから。
母には、まだ痛みや苦痛は出ていません。
だからこそ、今のうちに、ワイワイしながらの食卓を楽しんで欲しいなって思います。
自分自身も老いてきつつありますが、子育てが終わり、今度は親の面倒と。
人はこういう繰り返しをしていくんですよね。
外に出て行くことの制約はありますが、自宅レッスンは、なるべくこなしていけたらなと思います♪