Tさんは学校の事務の先生。
筆記用具を買いに行ったり学校の備品をもらいに行く時くらいしか
会うことはない。
友達と休み時間に筆記用具を買いに事務室へ行った。
「すみませーん、シャーペンと消しゴムと
ルーズリーフくださーい。」
「おう!お疲れさん!まじめに勉強しろよ~?」
笑顔が犬系のカワイイTさん。
なんか人なつっこい感じのかわいい人やなぁ…
年上やのに。
この時は恋愛に発展するような感じではなかった。
でも、いつからだろうか…
この人に興味を持ち始めたのは。
Tさんは部室近くの駐車場に車を停めていた。
仕事が終わり、帰宅するTさんとよく鉢合わせる様になった。
ほんの2,3分のわずかな時間だったが
すごく楽しい時間を過ごした。
彼の好きなアーティスト。
あたしの好きな食べ物。
お互いの家族構成。
済んでいる場所。
行ってみたい場所。
他愛もない話しを毎日していた。
「あたし、Tさんともっと話したいな…」
「まじ?じゃあ…」
Tさんがメモにサッと文字を書き
あたしに渡す。
「これ、俺のケータイ番号とアドレスね。
いつでもいーから、連絡しなよ!」
裏表のなさそうな優しい笑顔。
家に帰り着き、メモを見ながらニヤニヤするあたし。
迷いは無かった。
思い切ってメールを送る。
そして10分もしないうちにTさんから返信が来る。
Tさんからのメールがあたしの毎日の楽しみになっていた。