Tさんと毎日メールでやり取りする様になって1ヶ月程経った。
時々電話もしていたし、かなりお互いの事を知り打ち解けていた。
高校まで真面目に生きてきたあたし。
大学まで色んな事を経験してきた彼。
「もっとお前に色んな世界を見せてやりたいなぁ。連れて行きたい所、たくさんあるんだ。」
Tさんの行った場所、経験した事。
話を聞くだけでワクワクした。
学校では無く、一人の男の人として会いたくなった。
それは彼も同じだったみたい。
「お前、今日の夜会いてる?」
「うん、大丈夫だよ。どうしたの?」
「いや、会えないかなーと思って。夜になるけど家出れるか?親厳しくない?」
Tさんに会えるなら無理してでも会いに行きたい。
あたしは親が寝たのを見計らって部屋着のまま家を出た。
家の近くで待っているTさん。
「ゴメンな、夜遅くに。大丈夫?」
大丈夫じゃなくても大丈夫って答えるよねー。
ドキドキ、ワクワク、モヤモヤ、ズキズキ、キュンキュン。
色んな気持ちが混ざって胃が痛くなる。笑
「お願いします...」
車に乗り込むあたし。
今までメールだけだったから
抑えられていた言葉がたくさん飛び交った。
ドライブして星空がキレイに見える場所に車を止めた。
「...あたし、Tさんの事好きかもしれない...」
タイミング、早過ぎたかな?
でも良い。ガキで眼中に無かったとしても気持ちを伝えたい。
それだけで良いんだ。
初めて感じた思い。
Tさんは力強くあたしを抱きしめた。
「ありがとう...こんなおっさんやけど、付き合ってくれる?」
「...Tさんはまだ24歳でしょ?」
Tさんとの長い付き合いが始まる。