学校へ行かなくなって1ヶ月が経つ。
一日はこんなにも長いのか…
毎日が苦しい。
そんなあたしを見ていた母はもっと苦しかったはず。
母には本当に心配をかけたと思う。
この一ヶ月間、仲間や後輩から連絡はあった。
「こんな状況にしたかった訳じゃない。」
「先輩に復帰して欲しい。」
「みんな待っている。」
と。
学校には行きたかった。
あたしの知らない所でみんなの時間が過ぎていく
虚しさが嫌でもあった。
ただ、怖い。
そんな時、先生があたしの家の近くまで来ていた。
心配で様子を見に来たらしい。
電話が来たのであたしは一目散に会いに行った。
「守ってやれなくてごめんな・・・
でも、みんなも待ってるし、戻っておいで」
優しい声。安心する。
先生の優しい腕・・・
私は復帰する事を決意した。
不安で不安で仕方なかったけど、みんなは温かく迎えてくれた。
あたしは再び、みんなと同じラインに立つ事ができた。
でも同じ事は繰り返したくない。
先生との距離を置かなきゃ…
また部活に没頭する日々が始まった。
先生もあたしに興味が無くなったのか
自然消滅の様な形で二人の関係が終わってゆく…
これで良い、良いはずなんだ。
このまま何事もなく卒業したかった。
が、そういう訳にもいかないのが人生。
仲の良い後輩が言いにくそうな顔であたしに話しを持ちかけてきた。
「先輩…YちゃんがN先生と付き合ってるそうなんです。
でも、あたし達の部活は壊したくないからみんなで黙っとく
事にしたんです。先輩も内緒にしててもらえますか?」
…ふざけんなよ。
後輩のYはあたしが一番可愛がっていた後輩。
それも先生は知っていたはず。
Yも、Yにだけは先生と付き合っている事を
あたしは話していた。
よくよく考えたら、あたしとYが先生と付き合ってた期間は
めちゃくちゃかぶってる…
二人してあたしを裏切ったのか?
もしかして馬鹿にしてた?
みんなも、あたしの時にはリンチしたくせに
Yの時だけは黙認?
…みんなぶち壊したくなった。