昔々、あるえらい高僧がおりました。
長い努めの中で、弟子にも慕われ
尊敬されておったその高僧も
ついに亡くなる時を迎えます。
その際で、高僧は遺言を伝えます。
「私が死んで本当に困ったときには
あの箱を開けなさい。よいか。
それまでは決して開けないようにな。」
と、言い残し、その後間も無く
亡くなったそうです。
数年後のある日。
飢饉に見舞われ、世の中が騒乱渦巻く中
お寺の運営もどうにもならなくなってしまい、
残された、弟子たちは途方にくれておったのですが
「こんな時、お師匠様ならどうするだろうか?」
と、亡くなった高僧のことを思い出すのです。
そして、弟子の一人が、その時の遺言を思い出し、
「そうだ!箱だ!あの箱だ!」と言い
皆が一同にあの箱のことを思い出すのです。
そして、期待と緊張で胸を膨らませて
その箱をそーっと開けるのです。
すると。
なんと箱の中には一枚の紙が!!!
そこにはただ、こう書き記されていた。
「なんとかなる!」
弟子達は、互いに目を合わせ
「そうか!」と我に返り、
改めて努力を尽くしたのです。
そして、その難局を切り抜け、
本当になんとかなったのだそうです。 ”終”
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日々、いろいろありますが
行動を起こせば
大体なんとかなるものです。笑
とはいえ、なんでもかんでもその場しのぎの、
誤魔化しをブレンドした精神論だけで
乗り切れるものではありません。
ということは付け加えておきます。
お読みいただきありがとうございます![]()