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出会いたい本 【魔物・下】


出会い


大沢ワールドの新境地!
消せない過去との傷と向き合い、男はイコンの行方を追う――。
人間存在の真理を問う、渾身の黙示録的サスペンス!

絶望と憎しみこそがこの世の定めなのか。

イコンに描かれていたのは聖人“カシアン”。だが、カシアンは聖人に列せられながらも、心に強い憎しみを秘める人間に取り憑き、その者の欲望を満たす力を与える魔物だと信じられているという。その伝説ゆえ、長きにわたって封じられていたのだ。超人的な逃走を続けるロシア人との奇妙な符合に不安を覚えながら、ついに犯人を追い詰める大塚だが、同僚を殺され、自らも重傷を負ってしまう。犯人は一体、何者なのか? 大塚は、命をかけて真実を突き止める決意を固め、心の奥底に澱んでいた過去の傷と向き合いながら、行方を追う。向かった先は東京、憎しみ渦巻く魔物の理想郷へと――。

■大沢在昌(おおさわ ありまさ)

1956年生まれ。名古屋出身。慶應義塾大学法学部中退。79年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞を受賞してデビュー。91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞。94年『新宿鮫無間人形』で直木賞を、2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞を受賞。最近では新宿鮫シリーズの最新作『狼花』がベストセラーに。



出会い系





出会いたい本 「魔物」大沢在昌


出会いたい



身の黙示録的サスペンス
大沢在昌、渾身の最新巨編。


ロシアから密かに日本に持ち込まれた、一枚のイコン。
麻薬取引の現場から、犯人と共に消えたこの絵に描かれていたのは、ロシアでは聖人とも魔物とも言われている、伝説の存在だった……。

北海道の麻薬取締官・大塚に、ロシアと地元やくざとの麻薬取引の情報が入る。現場を押さえるため万全の態勢で臨む大塚。だが、ブツは押収したものの、麻薬の運び屋であるロシア人を取り逃がしてしまう。ロシア人は、銃撃による重傷を負いながらも、警官数名を素手で殺害し、町へ消えてしまった。あり得ない現実に、新種の薬物を摂取している可能性が考えられたが、犯人は逃走する際に一枚の絵を大事に抱えていたという。この絵は一体何なのか? 大塚はロシア人ホステス・ジャンナの力を借り、それがロシアの教会で百年にわたり封印されていたイコンであることを知る……。



出会いたい本 「クローバー」島本理生


出会い


ワガママで思いこみが激しい、女子力全開の華子。双子の弟で、やや人生不完全燃焼気味の理科系男子冬冶。今日も今日とて、新しい恋に邁進せんとする華子に、いろんな意味で強力な求愛者・熊野が出現。冬冶も学校一の不思議ちゃん、雪村さんの捨て身アタックを受け……騒がしくも楽しい時はすぎ、やがて新しい旅立ちの予感が訪れる。理想の人生なんてありえないけれど、好きなひとと手をつないで、明日も歩いてゆきたい――


■島本理生(しまもと りお)
1983年東京生まれ。98年『ヨル』で「鳩よ!」掌編小説コンクール当選、年間MVPを受賞。03年都立高校在学中に『リトル・バイ・リトル』が芥川賞候補となり、同年野間新人文学賞を史上最年少で受賞。『生まれる森』(04年)『大きな熊が来る前に、おやすみ』(06年)も芥川賞候補となる。
05年書き下ろし恋愛長編『
ナラタージュ 』が各界の絶賛を受け、同書は23万部を超えるベストセラーとなった。近作に『あなたの呼吸が止まるまで』などがある。

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