健康について考えているとなんだか興味深い本に出会いました。
以前に買って未読のまま本棚に忘れられていた本です。
お医者さんが書かれた本です。
『あなたが信じてきた医療は本当ですか?』 医師 田中 佳 著 評論社
目次から抜粋して書き写してみましょう。
第1章 医学には根治という概念がない
第2章 医学島という島がある
第3章 医者は選んでいいんです
第4章 医療でなにを得るのか
第5章 がんと抗がん剤
第6章 薬剤にも根治という概念がない
第7章 誰が治すのか
第8章 毎日の生活が大切
第9章 うんちのはなし
第10章 病と心
第11章 医師の尊厳
第12章 新たな医療のビジョン
このアメブロにも記事を書いておられるのでよかったら読んでみてください。
https://ameblo.jp/emkanayoshi/
この本の180頁に大きな字でこんなことが書いてあります。
日常的に
とっても大切なことは、
幸せも不幸も
すべて自分が決めている
ということ。
それは、
認識の仕方で変わること
なのではないでしょうか?
次のページには
「大病で悩んでいる人、勝手に諦めないでくださいね。」
治る可能性は常にある
と。
ある人が〇〇という病気であると診断されたとしましょう。
これは田中先生の言葉を借りれば
「医学島」という島(パラダイム)でのとらえ方であり
「医学島」の権威者であるお医者さんのひとつの提案なのです。
あなたがその島(パラダイム)の住人になるなら、
それはそれでいいかもしれません。
けれども、あなたは別のパラダイムを選ぶこともできるのです。
例えば「医学島」では症状=疾病というパラダイムが存在します。
だから症状は薬剤で抑えたり手術で取り除く必要があります。
ところが別のパラダイムでは症状=療法という提案もあると聞きます。
症状などは無視してただ「笑えば」治るという提案もあります。
宗教などでは信仰が治すなどとも言いますね。
「医学島」を出れば提案はゴマンとあるということです。
みんながそれぞれの提案を差し出している。
どれを採択するか、またはどれとどれをやってみるか
独自の方法を模索してみるか、等々を決めるのは他の人ではありません。
治る可能性にかけて、その可能性を作っていくのは「あなた」なのです。
「からだ」という60兆の細胞(社員)で構成される大会社の
「あなた」という社長が社運の鍵のすべてを握っているのです。
「医療」は「医学島」からのひとつの提案にすぎません。
それをどのように利用するかを決めるのは「あなた」だということ。
「健康とは?」と考えるときにも・・・
「健康」についてこのようなスタンスを持ってみると
何か新しい切り口が見えてくるような気がします。