安田昌夫は夏場はできれば避暑地へ旅行したいと考えています。あまり人がおらず、ゆっくりと涼める素敵な場所はないものかと探していました。軽井沢などは別荘がある人も多く、夏場は観光客も多いです。もう少しのどかに過ごせる所が良いのです。


そこで情報を得て見つけたのが、兵庫県の北のほうに位置する砥峰高原でした。ここはススキが美しい場所としても知られています。神崎郡神河町にある広い高原で、丘の上なので夏場も比較的涼しいです。緑が多く自然溢れる中で、のんびりと温泉や散策を楽しめる所と言えます。


この砥峰高原は、実は有名な「ノルウェーの森」のロケ地でもあります。安田昌夫も村上春樹の小説は好きで、映画は見たことないもののロケ地にはとても興味がありました。大河ドラマ「平清盛」も撮影されたそうです。そんなわけで、ススキを見るにはまだ早いですがこの夏は砥峰高原へと旅行に行くことに決めました。

8月の燦燦と太陽が照り付ける日、神河町からぐんぐんと峠を車で上ります。山深く都会とは全然違います。窓を開けると気持ちの良い風が入ってきました。ツーリングの人も多く、バイクで走るのも気持ち良さそうです。


砥峰高原に到着すると、緑のじゅうたんが一面に広がりその美しさに息を飲みました。圧巻の迫力です。標高が800~900mなので涼しいです。まさしくノルウェイの森の雰囲気だと安田昌夫は感じました。


どうやらお蕎麦も人気のようで美味しくいただきます。ファミリーやカップルが少しいるだけで、静かで落ち着きます。ここへ来て良かったと大満足の安田昌夫でした。