誰かが言った
ニライカナイなんて無かったと

海の向こうから地獄がやってきた
引いては寄せてく波のように
何度も来る死から逃げ惑った日々

護るために戦い
待ち焦がれていたはずの
誇りさえ踏みにじられ

誰が悪かったの
どうすれば良かったの

サトウキビ畑は今も揺れている
ガマにこびりつく悲憤と髑髏
御嶽で願った安らぎ
佇む太陽は見つめているだけ

4分の1の命に生かされて
我らは今だに海の碧さを知らない
目に浮かぶのは紅き大地と無数の屍

4分の1の命に生かされて
父よ母よきょうだいよ
我らは未だに檻の中で生きている

4分の1の命に生かされて
道端にひっそり咲くサシグサ
白い花びら風に吹かれ
運んでおくれニライカナイへ