今日は、市内の小学生100人向けにお仕事体験塾というイベントに参加してきました。



お仕事体験塾とは、

市内で働く大人たちはどんな仕事をしているのか

知ってもらい、体験してもらうイベントです。


私たちは介護士で申し込めば良いものを、

もしかしたらうちのきこえない高齢者も参加するかもと、手話通訳士で申し込みしてしまいました💦 


このイベントは、60分ずつ、4回にわたって

自分の好きな職業のブースに行くんですが、

全て抽選で参加するブースが決まります。


私たちのブースに来た子供たちも

人の役に立つ仕事がしたい

医師になりたい

アニメに携わる仕事がしたい

トリマーになりたいと様々でした。


残念ながら、手話通訳士になりたいという小学生は現れませんでしたが、将来、介護の仕事についてその中で聞こえない人が来たら手話で話せるようになりたいと言ってくれる子はいました。


それでも、今日、はじめて手話通訳士(者)を見た子にとっては手話通訳士(者)という仕事がある事を知ってもらえたのかなと思っています。


子どもからの質問で、

仕事の上で大変なことはなんですか?

と質問を受けました。


私は、以下のように答えました。


「皆さんは、テレビでオリンピックや首相の隣で、手話をしてる人をみた事があると思いますが、手話通訳士や手話通訳をしている人と今日はじめて話したと思います。みなさんのご家族や先生、社会の多くの人は手話通訳という仕事を知りません。その人達に手話通訳という仕事がある事を伝えて行くことが一番大変だし、私自身が手話通訳の仕事を説明できなければなりません。


手話通訳をしている時には、きこえない人の耳と口の代わりをしているから声をかけられても答えられないかもしれませんが、仕事をしていない時には声をかけてもらえたら嬉しいです。手話通訳をしている人もきっとみんなと話したいと思ってると思います。」


私は確かに施設の代表として集客というものを目指して行かなければなりません。ただ、それだけを達成した先に、目指すビジョンはあるのでしょうか。手話通訳が広く認知された社会、その先に私たちのビジョンである「誰もが笑い合えるろう社会」があるような気がしています。


さて、手話通訳士の皆さんなら仕事の中で大変な事はなんですか?と小学生に聞かれて


なんと答えますか?