取材も相まって、プレインタビューを実施してみた。内容は加工済み
質問は以下の内容
生活での困り事と介護の不安
ろう者の夫婦で大変なこと
病院などの受診時の付き添い。パートナーは手話しかできず、私が筆談して看護師や医師に通訳。
パートナーは通訳を使ったことはなく、通訳者に対しても不安感がある。
自分も介護が必要になったら県外の子どものところに行こうと思う。見外にはろう難聴者の老人ホームがあると聞いた。同居家族は手話ができないので、介護は頼めない。迷惑をかけたくない。
もし、自宅で手話ができるヘルパーが来てくれるなら家にいたい。家族も支援をしてくれるが、手話ができないので頼まない。コミュニケーション支援だけでなく家事や介護もして欲しい。
地元の老人ホームは手話が通じないから入りたくない。
地域で手話が通じる環境(コミュニケーションが取れる環境)があるならば、自宅にいたい。
私はコミュニケーションが取れれば集まる場はなくてもいい。
他のろう者はろう者が集まっていたほうが良いと答える人もいた。
考察、誰もがすみ慣れた自宅で最後を遂げたいと思うのが普通。ただし、手話をつかうろう者に限っては集団生活がないと、閉じこもりを助長し、認知症を発症するリスクにつながる。
また、同席した知人がろう老人ホームを訪問した際にその施設長から、「現代において大きな箱物を立てる事は時代にマッチしていない。郊外は施設がなく、サロンを定期的に開催している。「ひとりぼっちの(孤独な)ろう高齢者をなくすように動いている」という話を聞いてきた。
1962年から全国組織がろう難聴者の老人ホームを開設を目指して運動してきた背景と時代性を踏まえると、法整備(ろう養護老人ホームの整備や障害者支援施設の共生型サービスへの移行支援)と合わせて制度外サービス(コミュニケーション支援やサロン)と制度サービス(シェアアパートや小規模多機能施設)を選べる支援のあり方を模索する事も求められた。