先日、会社の人と話してきました。といっても正式な場ではなく、ほぼプライベートで懇意にしてくれている人とリモートで近況報告しながら雑談程度だったのですが。しかしこのご時世、リモートでコミュニケーションするには気心の知れた関係でないとなかなか難しいこともありまして、日々仕事に忙しい中時間を取ってくれたその人には本当に感謝しています。

 

これまでの経緯↓

仕事のこと①

仕事のこと②

仕事のこと③

仕事のこと④

 

なんかシリーズ化していますが(笑)、こうして整理してみるとこのご時世になる前からリモートで働けたら通勤時間の削減になるから理想的だとぼんやりと考えていたんですよね。ブログも長く続けていると、思考整理になって良いですね。

 

会社の人と話して整理したこととしては、

 

・仕事は一応ある

・仕事を取ってくること自体がリモート化しているので、時差がある時もある

・リモートワークは可能

・仕事できる環境を構築する必要がある

・環境構築やそこでの仕事にあたって知識や資格が必要

 

専門職なので、勤務年数に関わらず常に資格勉強です。わかっていました。

しかし、現実的に子育てしながら時間が取れるかと言うと微妙なので、社内の中でも専門職ではない別の部署に異動できるように交渉してみようと思いました。実績としては私と同じように育休から復帰して資格も取りつつバリバリ働いている人はたくさんいるのですが、私は元々そこまでのパッションは無いし、療育で忙しいことを言い訳に資格勉強と両立するのは無理があると泣きついてみたいと思います。

 

そしてまた理想を語ります。

 

どこかの記事でも書いた気がしますが、うちの会社はそこそこの規模があるため一定割合で障害者雇用が義務付けられています。私の把握している範囲では、聴覚や視覚、肢体不自由の人が働いています。その他見えない障害の人も働いているかもしれません。

そういう人達がどういった仕事をしているかと言うと、事務関係がメインです。私が知らないだけで他の仕事もしているのかもしれませんが、ぱっと見は一ヶ所に集められて事務をしているように見えます。まあこれも産休育休に入る前の話なので今は異なるかもしれませんが。

 

でもそれってすごくもったいないことだと思います。確かに障害者雇用として採用された以上、その障害の特性上働き方に制限が出てくることはあると思います。でも、そもそも障害がある以外はそれぞれにいろんな能力を持った人間ですよね。もちろん事務だって立派な仕事ではありますが、世の中にはもっといろんな仕事があるのでもしかしたら事務以上に能力を発揮できる職種があるかもしれないのに、事務だけにとらわれてしまうのはもったいないと思います。そしてこれは私の思い込みかもしれませんが、コミュニケーションの面では視覚障害者と聴覚障害者間は相互のやり取りに時間がかかるのではないかと思うので、その面でも障害者だからといって一ヶ所に固めるのではなく分散させたほうが良いように思います。

 

前置きが長くなりましたが、まずは社内の障害のある人と一緒に働き、ゆくゆくは障害があってもできる、より一歩先の、むしろ障害があるからこそできる仕事や価値を見出すような仕事をしたいと思っています。そしてこれをもしキャリアとすることができたなら、我が子の将来を考える上でもすごく参考になると思うので、これでお金をもらえるなら一石二鳥です。障害者差別解消法が施行されてまだ数年、うちの会社も障害者の人材活用としては試行錯誤の段階だと思います。私の働きたいニーズと会社の人材ニーズにマッチすれば良いと願うばかりです。もしこの理想に近い働き方ができるとしたら、あえて聴覚障害児を産んで良かったと思う気がします。

 

ダブルで産休育休ももうすぐで3年になりますが、長かったような短かったような…。これだけ長く休んでいると本当にまた働けるのか不安になってきますが、せっかく戻れる場所があるなら一旦は戻ってみようと思います。来年から怒涛の日々が待っていますが、不安とともに楽しみでもあります。理想が叶わなかったとしても、このご時世お仕事がいただけるだけありがたいので感謝して働きたいです。