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5時間徒歩記① 廃線跡・線路沿い遊歩道編の続きとなります。
横川から峠の湯までは、約1時間ほぼ一直線の勾配を上がってきました。線路もしくはレール跡がはっきりと浮き出ている以外は、廃線跡の痕跡を感じずに、舗装れされた観光道路を線路沿い(現トロッコ列車線)に、ひたすら歩いてきた印象です。
ここから先も同じ遊歩道ですが、10本の隧道※ずいどう、と読みます(トンネル)を抜け、橋梁を渡り、アプトの道折り返しとなる熊野平を目指します。
前回同様に、GoogleMap様航空写真で表すとこんな感じとなります。
途中の碓氷湖までは、旧道をほぼ真横に見ながら2本のトンネルを抜け、今回はめがね橋までを紹介します。
■峠の湯 10:15発
観光施設へ立ち寄ることなくすぐに出発、旧道の下をくぐり抜けます。
力餅(創業250年)の立て看板が目印です。
すぐに、最初の第1号トンネル(187m)が現れます。
幅広い石造りの坑門が特徴です。
トンネル内はこんな感じ
出口が見える照明前で撮影
お気に入りの1枚となります
1号トンネルを抜け出口を振り返ると、「中山道」の案内があります。
前回は、ここで一瞬迷子(遭難)となりました。
右上には、旧道(※中山道)が走っていますが、逆側は完全な獣道となりますのでくれぐれもご注意を。
遠足とありますが江戸時代の話です.....
緩やかな勾配が続きます
30分前に真下を通った上信越自動車道の吊り橋の先端が、真横に見えます。
5分歩くと、次は第2号トンネル(113m)が現れました。
右上には旧道が走っています。
先程の1号トンネルと違い、入るとすぐに出口が見えます。
鉄骨での補強(跡?)が生々しいです。遊歩道完成後の最近なのか、廃線前後もしくは自動車が普及し始めた昭和30-40年代か、分かりませんが...
上部のセメント?の塗り方、照明の位置、オブジェのようにも見えます!
出口がこちら、入口と同じ煉瓦造りです。
右にガードレールが見えますが、旧道から碓氷湖への入口です。
■碓氷湖 10:30発
紅葉の合間から眺めます
案内では、アプトの道から見える絶景! とありますが写真の通り、やや離れています....
落ち葉を踏みしめながら上ります
この木、垂れ下がり方が半端ないです!
アプトが走っていた50年以上前は、これほどではなかったはず(明らかな障害物...)
立派な小屋(休憩所)を通過、その先の旧道の陸橋をくぐります
5分ほど歩きましたが、碓氷湖がまだ見えます
そして、この先はめがね橋まで、旧道から離れます
第3号トンネル(78m)、こちらは切石で造られています
その先は、第4号トンネル(100m)
第5号トンネル、こちらは2番目に長い253m、そして煉瓦造りです
2号も同じ煉瓦造りですが、赤の色落ち感(緑色感)はこちらが上ですね
急いだわけではないですが、わずか数分で出口へ到達...
■めがね橋※碓氷第3橋梁 10:40着
国内で最大規模の4連アーチ式鉄道橋、明治25年(1892年)に完成、高さは31m、長さは91m、200万8000個の煉瓦で造られています。
人々を魅了する芸術性、碓氷線のシンボル、そして最大の見所ですが、橋の上からではその姿や全体像は見えません。
遊歩道から離れた崖沿いからの景色がこちら、微妙...
※前回撮影
橋の脇に設置された階段を15分下り、見上げるとこの景色!
今回も下りませんでしたが..
※安中市役所様ホームページ写真 引用
橋を渡りながら眼下を眺めます。
軽井沢方面300m先に駐車場とトイレがあります。
私のように、アプトの道で上がってくる人は少なく、ほとんどの方がここまで車で上がってくるようです。前回同様に、トンネルを抜けると、突然大勢の観光客が現れる感じです
山側に、旧信越本線の橋梁を眺めます、こちらは20年前まで走っていました!
いつかは、こちらの廃線跡を歩きたいです!!
※前回撮影
2度目、そしてこの先もありましたので、めがね橋はほぼ素通りでした
熊野平まで、残り1.3km、25分とのこと
最後までご覧いただきありがとうございます。
次回、5時間徒歩記 隧道(トンネル)編② めがね橋-熊ノ平に続きます