フジが男で尾崎が女
今の季節は各地でフジの花が咲き始めているが、この花は民俗学の世界では尾崎とフジは一対、すなわち尾崎は神の使いの尾裂けキツネが進化して「尾崎」に変化したことが知られており、「尾崎が女性でフジが男」と説明されている。この説明を調べて見ると確かに私が住んでいる地域にも当てはまる神社仏閣がある。
事例1、尾崎観音と大久野のフジ
あきる野市(東京都)には尾崎観音があり、近くの日の出町(東京都)大久野にフジの森がある。
尾崎観音、本殿が朱色なので女性を表している
大久野のフジ
大久野のフジの根元には石碑が祀られている
事例2、田守神社(東京都八王子市)とフジ
田守神社は「尾崎」の名称は無いが、本殿が朱色なので女性を表している。
神社本殿の左側にフジがある
この二つの事例の特徴は向かって左側にフジがあり、右側に女性を象徴する朱色の神社仏閣があることである。