日本の巡礼ルーツは西遊記!?

 

最近、「中国神話・伝説」(文庫ぎんが堂)という本を読んでいるが、日本の巡礼では随所に二十三夜塔などの石造物が路傍に配置されているが、西遊記では、三蔵法師一行が天竺(インド)に行くまでの間に妖怪などが待ち受けている難所では観音菩薩が姿を現して妖怪たちを味方につけたと言うくだりがある。要するに、日本の巡礼は聖地までの路傍に石造物が建立してあり、二十三夜塔では聖観音や勢至菩薩などがご本尊として祀られているのが分かり、背景にあるのが西遊記なのではないかと考えることができる。

 

西遊記(画像はフリー画像をお借りしています)一行が天竺に行くまでの様子

 

西遊記に登場する孫悟空たちも、元は妖怪だった。

 

二十三夜塔の主尊は「勢至観音菩薩」である。