「念」は二や二十の意味もある
よく「念仏」という言葉を耳にすることがあるが、ウィキペディアでは「念仏とは仏教における行のひとつで、仏の姿や功徳を思い描いたり、その名号を口に出すこと」などのように紹介されている。しかしながら、石造物の世界においては二十三夜塔に刻印されている二十三夜に「念三夜」と表現している例がある。すなわち、念という字には二十や二の意味があるということである。
念三夜と刻印してある二十三夜塔(檜原村)
念仏は仏さまと二人という意味があるのではないか
このようなことから「念仏」には一般的に知られている内容の他に「仏さまと二人」という意味があるのではないかと考えることができる。
念仏とは「仏さまとふたり」の意味があるのではないか