顔面が削られた石仏は隠れキリシタンの証だ

 

先に記事で書いたように、これまで各地の石造物を調べてきたが、確かに、ところどころに顔面が削られた石仏に出会うことがよくある。これは恐らく江戸時代の頃の隠れキリシタンたちが当時の幕府の役人に見つからないように、マリア様に見立てて刻像したものを顔面だけ完成後に削ったのではないかと考えることができる。日本各地にみられる「顔面が削られた刻像」は隠れキリシタンが存在した証なのだろう。

 

顔面が削られた石仏は「隠れキリシタン」の証だろう