毎日、世間ではコロナウィルス騒動で混乱しているが疫病に効くという魔法の三角形が西洋の黒魔術に登場する。ペスト菌などの疫病が流行ったりしたときにABRACADABRA(下図参照)と逆三角形に書かれた呪文を体に貼ったりすると病気が快復すると信じられたものだ。その魔法の三角形はいつの時代かは不明であるが日本にも魔よけとして伝わっているようである。

魔法の三角形には次のような説明が添えられている。(黒魔術:第3章 カバラと魔力を帯びた名前)

「その11の文字は、最初を意味する1と「すべてのもの」を意味する10を結び付けたものだ。最初のAは唯一なるものであり、ABは唯一なるものによる2の受胎を意味する。ここからあらゆるものが創造される。次の文字Rは「ふたつの原理の結合から生ずる血の流れ」を意味する。レヴイの体系によると、これはタロットの月に照応するからである。月からの血の滴りは、処女なる2への挿入に続く血の流れである。」

 

 

日本に見られる魔法の三角例(石敢當:魔よけ)

 

関東圏内では石敢當は殆ど見かけないが、三角形を用いた魔よけが結構みられる。

 

キツネ石と呼ばれる魔よけの事例