ゆっくり来るバブル | Market Cafe Revival (Since 1998)

Market Cafe Revival (Since 1998)

四つの単語でできた言葉の中で、最も高くつくものは「今度ばかりは違う」である(This time is different.)。

☆ 以前書いたように「ある状況がバブルである証拠は,その状況がバブルであると言い続ける人間が出現することである」。


☆ 今回はこの役を引き受けたい(爆)。


☆ バブルは世界的に存在している。それは世界中のマーケットのメザニンに巣食っている。この中二階バブルは逃げ足だけが早く(笑)世界中のあちこちのマーケットに「キルロイ参上」とか「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」とか書き殴っては銭形をまくルパンのようにまんまと逃げおおせている。


☆ それで逃げ切れればまだいいのだろうが,かつておじいさん(アラン・グリーンスパン)が「小さな泡(フロス)」とか「なぞなぞ(コナンドラム)」とか言ったままの存在がチューリッヒでもないのに鬼子のようにあちこちで1000分の1秒の罠を潜り抜けている。その時間はいつまで続くかはわからない。ただ,いつか時間が来ることだけは分かる。


☆ だからこの役を引き受ける。


「これは,バブルである。

 よって,いつか大破裂(フィアスコ)する。」


PS.遅くなりましたが,東江一紀氏(1951年(昭和26年)9月6日 - 2014年(平成26年)6月21 日)のご冥福をお祈りします。あなたの訳したマイケル・ルイス『フラッシュ・ボーイズ』が読みたかった。


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