第44289号 2009年5月11日(月)朝刊 | Market Cafe Revival (Since 1998)

Market Cafe Revival (Since 1998)

四つの単語でできた言葉の中で、最も高くつくものは「今度ばかりは違う」である(This time is different.)。

第7面(国際)


☆ 興味深い記事が二本あった。


① 米消費 勝ち組の3条件 割安 簡素 在宅


☆ この記事のポイントは「勝ち組」がデフレモードだった90年代後半の本邦における「勝ち組」を髣髴とさせるところだ。


② 世界の製薬大手4社中3社減益 1-3月、ファイザーなど 後発薬との競争激化


☆ ファイザーのリピトールは世界で最も売れている医薬品(高脂血症対策)。日本ではアステラス(旧山之内)が扱っている。GE(ジェネリック品)に押されているカンプトサーは恐らくヤクルトのカンプトのこと。


☆ メガファーマにとって最大の問題は新薬パイプラインの獲得・維持だが,FDAの審査が厳しくなる傾向があり,有望な新薬候補を持つベンチャーや中小メーカーへのM&Aはまだ続きそうだ。