☆ マーケットに関わっている人間は「気」というものを軽視すべきではない。例の「空気嫁」レベルの与太話と紙一重だが，「気」を舐めたばかりに「やらかしてしまう」のである。
☆ いまだに強気に振り切ったままのドイツ武者のストラテジーを読んでいて思ったことだ。おそらく武者の指摘は間違いではない。ある意味サブプライム危機から先の話は「巨大な蜃気楼」であり「幽霊」のようなもので，G20なんて烏合の衆が集まっているのはまず「幽霊の足を生やす」作業であるとも取れる。
☆ しかし武者の異議申し立てにもかかわらず，幽霊はいまだに幽霊のままだ。なぜか？それが「気」だからである。
☆ G20は日本経済新聞やNHKが報道するような成果を得られないまま，終了した。それは幽霊に足を生やす前に始まってしまった大収縮に対して（しかもその実態が迫り来る津波のように見えている）独仏両国と「幽霊は幽霊である」として「足を生やすこと」を優先したい英米日，漁夫の利を狙う中国と各国てんでばらばらだからだ。ブラウン英首相は「ブレトン＝ウッズ体制」の再来と描いていたが，どうかな？せいぜい「ランブイエ・サミット」程度のものじゃなかったのかなと思う。
☆ この辺りが「気」が変わるところではないか。そう思って久々に整理した。だから今日のたわ。。。話は所詮「ポジション・トーク」に過ぎないのだろう。