男性心理と性のスペシャリスト
心理カウンセラー ジュンコです

北陸地方にお住まいのみなさま、また令和6年能登地震にて被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。

一日も早い復興をお祈りしております。

今年初のブログは、私の家族の話しです。

私は中学生のときに、一家離散し
家族はバラバラになりました。

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思えば阪神大震災のとき、バラバラだった家族が、なぜかその時だけ偶然集まっていたんです。

もう遅いから泊まって行く、と母親が家に泊まっていきましたが、もしあの日母が自分のマンションに帰っていたら、母はこの世に居なかったでしょう。

(母のマンションは真っ二つに折れて倒壊していました)

震災をきっかけに、少しだけ家族で暮らしましたが、あとは再びまたバラバラになりました。

高校生になり、そして憧れ夢見た芸大への道は、家庭の事情で無理でしたから、私は貧乏な母を支えなければ、と思い卒業とともに水商売を始めました。

私の周りは青春真っ只中。

なぜ、私だけがこんな目に遭うんだろうとずっと思って生きてきました。

この頃から

こんな家に生まれたくなかった。

この世界は不公平だ。

そんな思いを持ちながら、私は社会を嫌い、誰とも関わらないように生きてきました。

私は常に家族の被害者であり、社会の被害者で、いつも心は誰かと戦っていました。

そして夜の世界に染まり、
ますます社会と分離し、自分のやっていることを蔑み、精神をどんどん病んでいったのを覚えています。

で、急になんなん?と思うかもしれませんが
私はとにかく人が嫌いで怖かったんですね。

暗い世界の中で生き、
私の人生はしょうもなく、くだらないと思い常に精神を病みながら生きてきたんです。

が、この長い苦しみは
心の世界を学び、たった数年で解放されました。

そのきっかけが、私のカウンセラーの師匠根本裕幸氏のリトリートセミナーでした。

参加しても相変わらずやさぐれてましたが…(笑)

見てください、このやさぐれよう(爆)


いつもこんなふうに、一人で行動し、あからさまに分離していましたねえ…



でも、私は参加して、ほんとうに変わりました。

(この2枚の写真じゃ何の説得力も無いが…笑)

少なくとも、人が嫌い、人が怖いから
人って優しいなあと思えるようになりましたから。

そして、そのあと私はカウンセラー養成講座(お弟子さん制度)1期生になり、人生が180度変わりました。

あれだけくすぶっていた私。

人生はしょうもないと思い、人を羨んで生きてきた私ですが、今では、今が一番最高で幸せだと感じられるようになりました。

リトリートセミナーは、師匠は人生が変わるというキャッチコピーをつけられていますが

人生が変わると言うのは何が変わるのか。

私は、人が好きで人が繋がっていくという喜びを自分が思い出せたように思います。

また、長年の家族間のしがらみ、未消化の感情がクリアになったのでしょう。

おかげで、30年振りに家族全員揃って、食事ができたのです。

二度と全員が揃うことはないと思った家族に会えたのです。

たかが食事と思いますか?

その、たかが食事すら、私たち家族は30年間叶いませんでした。

久しぶりに会って全員揃って思ったことは、

長い間悪い夢を見て、誤解していたけれど、私たちはみんな家族が大好きだと言うこと。

私はめちゃくちゃ可愛がられて、愛されてきたなあ、と思ったことでした。

お兄ちゃんにおいては、
私が夜の仕事がバレた時に絶縁されましたし、

私が飛び降り自殺したときにお見舞いに来たそうですが、意識不明だったので覚えていませんでした。

でも、そんなことはもうどうでもいいです。

今こうして笑えるのですから。

当たり前ではないこと。
全ては奇跡の積み重ねなんだと改めて感じました。

一人一人が、家族を愛そうとし、それでも愛せなかった苦しみを抱えて、バラバラになりましたが、また会えたのです。

生きることは、時に絶望もありますが、
諦めなければ必ず奇跡は起こると思えたんです。


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