Rainy Night in Georgia(雨のジョージア)
洋楽好きな方は,このメロディーを聴いたこと有ると思います.
この曲はELVISが1977年1月?に録音する予定だったとの事.
当時フィアンセのバカジンジャーがスタジオに同行するのを嫌がったため,延期になったことは有名です.
この曲はELVIS自身が大好きで晩年まで歌い続けた「ポークサラダアニー」の作曲者「トニージョーホワイト」の曲なんです.
トニージョーのバージョンは最高です!
生ギターとハーモニカ,哀愁漂うボーカル!!
年寄になった私には,この曲は染み入りますよ..
下記は歌詞の抜粋.
「貨車の中で居場所を見つけて
ギターをとって時をやり過ごす
休まらない夜更けは
君の写真を胸に抱きしめるといい気分になるんだ
でも、ジョージアの雨の夜
ベイビー、ジョージアの雨の夜
世界中で雨が降っているみたいなのさ
雨が降って、雨が降って、雨が降って
世界中で雨が降っているみたいなのさ」
現代日本でこの情景を浮かばないのですよね.
この曲はELVISのアイドル,ブルックベントンも1970年にHITさせてます.
下記は1982年ライブ.
流石の歌唱力!!
聴かせます.
最後の「レイニー,レイニー・・・」の連呼が白けますが...
ある方のブログで,この曲の思い出が語られてました.
「1970年は日本では、高度成長も終わり、世の中は歌謡曲の全盛時代。一方アメリカではベトナム戦争が泥沼化した頃で、たくさんの米軍兵士が日本のベースキャンプを経由して、ベトナムへと赴任し、また本国に帰還しました。そんな中で、横須賀ドブ板通りで米軍兵士相手のバーから流れるこの歌を聴いた記憶があります。
ひと時の休暇を楽しむ兵士たちは、みんな若くて、ヘビーロックを聞きながら酒を飲んでは陽気に騒ぐのですが、その半面で、こんなリズム&ブルースを静かに聴いていました。彼らはみんな横須賀の街を通り過ぎるパッセンジャーでしたが、妙にこの歌のイメージに合っていました。それからは、雨の日にドブ板通りを通ると、この歌を必ず思い出します。そして、雨が降る夜更けのジョージアでひとり過す孤独感を、ベトナム戦争に派遣された米軍兵士も感じていたのだと今でも思っています。果てしなく続く戦争の地獄は兵士たちの上に降り続く雨のように心を冷やし、もしかすると、そんな憂鬱な世相があったからこそ、メランコリックなこのリズム&ブルースが、作られて何年も経ってからヒットしたのかも知れません。」
ELVISは何を思って歌ったのか,バカジンジャーのせいで録音出来ず,残念です...