今日は妊孕性温存のために通っている婦人科の病院の通院の日でした。
先日の採卵後、できた受精卵を培養した結果を聞きに行きました。
前提として、私はがん治療により妊孕性が失われる場合に備えることを目的として胚凍結を行うため、胚のグレードの高さにはあまりこだわらない(全く妊娠の可能性のない胚は別ですが)こととしました。
また、初期胚(受精卵になってすぐのもの)からさらに培養を行い、胚盤胞(初期胚から追加で培養し、着床する可能性が高くなったもの)の段階になってから凍結を行うという方法もあるものの、初期胚の全部が胚盤胞にまで成長するわけではないと説明を受けました。
そこで婦人科の先生にも相談し、胚を1つも凍結できないというリスクを避ける観点から、まずは初期胚のうちグレードのよいものを凍結し、凍結しなかったものを追加培養して胚盤胞ができるかトライする、という方針にしました。
結果として、
採卵個数(成熟卵):27個
受精卵個数:25個
初期胚:グレード2を2個、グレード3を3個の合計5個を凍結
→残りの受精卵のうち、見込みのありそうな18個を追加培養
胚盤胞:5日目3ABが4個、4BBが1個、その他4個の合計9個
→9個全部凍結
最初は27個もあったのに(もっというと穿刺した卵胞の数は33個もあった💦)、
最終的には半分くらいの数になっていました。
本当に生命の誕生というものは奇跡的なんだなと改めて思います
産後すぐだったこともあり胚凍結できそうか心配でしたが、初期胚5個と、良好評価の胚盤胞5個を凍結することができ、妊孕性温存の観点からは意味のある結果になったかなと満足です。
これで心置きなく(?)治療に進むことができます
そして密かに恐怖感を抱きつつ、とりあえず考えないようにしていた費用については
全部こみこみで合計477,038円でした!
私は体外受精等の治療費の相場が全くわかりませんが、がんセンターでもらった妊孕性温存のパンフレットには、胚凍結保存には30万円~50万円程度必要と記載がありました。
私の場合、顕微授精を行ったことや培養・凍結した胚の個数が多かったことから、最悪50万円以上かかるのではないかとひやひやしていましたが、
助成金申請に必要な証明書の発行手数料や処方薬代も含めて上記の値段のため、結果として想定していたよりは安く終わりました。
また、住んでいる自治体の助成金も出るので手出し自体はかなり安くすみそう
とにかく無事病気を治し、たまごたちを迎えにいけるように治療頑張りたいと思います