がんセンターと提携している婦人科に、妊孕性温存に関する話を聞きに行ってきました。

昨日のブログのとおり、私は第二子を強く望んでおり、ホジキンリンパ腫の標準治療であるABVD療法によって不妊になってしまう可能性が(低くとも)あるのであれば、保険をかける意味でも多少治療が遅れてでも胚凍結を行ったほうがいいのでは?と考えていました。

 

 

婦人科の先生に現在の体の状況をみてもらった結果、見立ては以下のとおりとのことです。

※私なりの理解&整理です。

 

  • 前提として、ABVD療法は治療による早期閉経率(不妊になること)が10%以下ととても低い(例えば、乳がんの治療などは早期閉経率30~70%程度なのでこれと比べてもかなり低い部類)。
  • しかも、ここでいう「10%以下」とは、患者の個別の事情を考慮せずに、治療を受けた時点で閉経していない人全体をならして考えた場合の数値
  • 私はPCOS(多のう胞性卵巣症候群)で、エコーで見た結果非常に卵子の数が多いので、ABVD療法により早期閉経が起こる可能性は極めて低いのではないか。
  • 仮に今採卵しようとすると、生理がちゃんと再開していないので強い排卵誘発を行う必要があり、卵巣の腫れ・腹水などでつらい思いをする可能性がある(さらにその直後にがん治療に突入するのは大変なのではないか)。
  • 以上から胚凍結をするのはオーバーワークだと思う。PCOSなので次回妊娠を望むのであれば排卵誘発などはしたほうがいいと思うが、ホジキンリンパ腫の治療終了後の対応で十分なのではないか。
 
たしかに閉経してしまうリスクがかなり低いという見立てなのであれば、治療を遅らせてまで採卵する必要はないのかもしれません。
PCOS=不妊という考えでいたのですが、むしろPCOSであることによって卵子の数が多くがん治療後に卵子が減ってしまい閉経するリスクが下がる(私の場合には)ということは意外でした。
 
 
また、胚凍結や卵子凍結以外に、リュープリンなどのホルモン剤を使った卵巣保護も、妊孕性温存の方法としては一応考えられるとのことです。
ただ、悪性リンパ腫については、この方法の有効性について見解が分かれている(有効だという見解と、特に効果がないという見解がある)とのことで、つまりそれだけ効果が安定していないことが示唆されるため、おすすめしないとのことでした。
 
 
先生の見立てを聞いて、胚凍結はしない方向で考えてもいいのではないかと考え始めています(とはいえ本当にそれでいいの?とちょっと怖い、、、)。
いずれにせよ、夫と相談して悔いのない選択をするようにしないとな、と思います。
 
 
余談なのですが、息子は自然妊娠だったため、私はPCOSの中でも割と軽症な部類?と勝手に考えていました。
今日婦人科で内診してもらい、エコーで卵巣をみてもらったところ
なんと左右合計で40個くらいの卵子が滝汗滝汗滝汗滝汗
 
 
先生は「まぁまぁ重症のPCOSですね。自然妊娠できたのは相当タイミングよかったかも笑」と一言滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗
 
 
そうだったんだオエー
実は長男の妊娠は、2022年の9月に実母がくも膜下出血で倒れ(今は完全復活)、早く孫を見せたい!と思い年明け1月から妊活を開始したところ、そのタイミングで妊娠、という流れでした。
 
 
タイミングいいな~ラッキーだな~とは思っていたものの、ちょっと妊娠が遅れていたらもしかしたらがんの発覚と重なって治療のために堕胎ゲローなんてことになっていた可能性もあるわけで、、、、
 
 
息子くん、君が生まれてきたのってほんとに奇跡だったんだねニコニコ
 
 
 
 
今いちばんハマっている両手あげポーズをしている息子くんですラブ
ずっと一緒にいようねラブラブラブ