2回の穿刺細胞吸引診、造影剤CT、胃カメラと検査を重ねても一向に診断がつかず。
腫瘍の良性/悪性を把握するために、PET-CTを行うことになりました。
2023年12月上旬 PET-CT
2023年12月上旬、総合病院が提携しているという別の病院に行き、
PET-CTをとりにいきました。
PET‐CTは、「がん細胞が正常の細胞に比べて多くのブドウ糖を取り込むという性質を利用して、放射線薬剤FDG(ブドウ糖類似PET検査薬)を体内に投与し、特殊なカメラで撮影をする検査」ということです。
流れとしては、私の行った病院では
- 放射線薬剤(FDG)を投与
- ネカフェのブースのような半個室のブースで1時間待機
- 検査
- ブースに戻り30分待機

2023年12月中旬 PET-CT結果
通院している総合病院を受診し、PET-CTの結果について聞きに行きました。
結果として、造影剤CTで指摘されていた箇所のうち、
左鎖骨上窩リンパ節と胸腺に異常集積ありとのこと。
PET-CT結果を読んでくれたドクターの所見では、
この時点での疑いは①前縦隔腫瘍+頸部リンパ節転移、または②悪性リンパ腫
の疑いとのことでした。
ただ、この時担当していただいた先生は、やはり腫瘍マーカーが上がっていないこと
などの理由で悪性リンパ腫の可能性は低い、と言っており、
胸腺がんの転移など、固形のがんの疑いのほうが高いと強く指摘していました。
ただこの時までに私は、消化器系のがんの転移だとか、
婦人科系のがんの転移だとか、甲状腺がんの転移だとか、
毎回病院に行くたびに異なるがんをうたがわれ、
散々検査を続けてもいまだに病名を確定できていない状況もあり、
この病院のことをあまり信頼できなくなっていました。
(検査の手配も全体的にもたもたしていて、時間がかかりすぎているように思えたのも理由です。)。
また、いろいろな闘病ブログなどを見ていると、
悪性リンパ腫の患者さんでも、腫瘍マーカーが上がらない人も一定数いるといった
情報を何回か目にしており、腫瘍マーカーが上がっていないだけで可能性は否定できるのか?といったことも気になっていました。
ましてや、胸腺がんは非常に珍しい病気とのこと、、、
そのため、先生の話は個人的にはあまり信じておらず、
悪性リンパ腫の可能性は普通にあるのではないか?と考えていました。
最終的に、PET-CTの結果、悪性腫瘍の可能性は高いと思われるものの、
確定診断は生検を行わなければできない、そしてあなたは固形がんの可能性が高く、
うかつに生検すると腫瘍が飛び散る(播種)おそれがあるため、
この病院での対応はできないため専門病院を紹介する、と言われました。
11月中旬に受診して以来、1か月以上も時間を使って
結局診断つかないのかよ…と正直がっかりしてしまいましたが、
がん専門病院を紹介してもらえるのであれば、今の病院にかかり続けるよりも心強い
と思い、最寄りのがんセンターに転院することになりました。