歯科矯正では歯を矯正的に動かすため 身体は様々な反応をおこします。

一般的には歯並びを揃えるわけですから バランスが整って良いのですが

 

身体の歪みを噛み合わせや顎の位置で補正している場合があり

 

噛み合わせというのは、ズレを補正するためにも存在するのです。
 

身体のズレは顎が補正し 顎のズレは身体が補正して バランスをとっている

例えば骨盤のズレは 肩のズレが補正し また 顎も補正しているのです

 

腰に筋肉の硬直がある場合に 顎を矯正した場合 腰が補正できない場合があります。
 

歯が動かされ 骨が動かされ 筋肉が引っ張られます 筋肉は反作用で 
引っ張り返す(抵抗している)ため
その筋肉の緊張により 対象としている骨以外の骨が動くことがあります。

筋肉や骨に遊びがあれば また筋肉が持続的に緊張することで 組織は硬直し

間質液の流れが悪くなり、筋硬直が改善しなくまり 頭痛や違和感 

イライラなどの不定愁訴がおこるのです。

 

筋肉や骨に空間(遊び)をつくってあげることで、筋緊張はなくなり

身体はバランスをとりやすくなり、また歯も動きやすくなります。  

 

身体の抵抗がなくなるのです。

必要なのは 痛み止めでもなく 精神安定剤でもなく 正しい噛み合わせでもなく
まっすぐな背骨でもなく 空間=遊び なのです。

もともと緊張しやすい筋肉が ストレス社会でガチガチに硬くなり
ズレがおこり 硬いなりにバランスをとっていたものが

人工的的な 『正しい』 位置や 姿勢が 遊びのない身体にとって

大きな負担になります。

大切なのは自由度 フレキシビリティー 遊び 空間なのです
その空間を広げることで 体液の流れがよくなり 筋肉は拡張し

柔らかくなり バランスが取りやすくなります。

 

顎はそもそも 振り子の役割があるのです、 

筋肉をゆるめる 空洞を膨らませることによって

 

バランスをとり 抵抗をなくし 身体のバランスをとり 筋肉の緊張を解き

 

心のバランスも整えることが可能になります。