食いしばりは屈筋と伸筋を一緒に緊張させる 行為です
咀嚼筋は 開口筋 閉口筋 両方とも屈筋であり 食いしばることで
頭が前側に屈曲します。
これが前側に倒れないように 僧帽筋や頭板状筋 脊柱起立筋などが緊張をおこし
胸郭が前後にひっぱり 胸郭が潰れてしまいます。
呼吸が浅くなります。
胸郭が広がっていないのは 筋肉が過緊張を起こしているから、、、
それなのに 一生懸命 筋肉をつかって呼吸しようとする
努力して呼吸を行う 努力呼吸を皆さんしようとしています
小さく縮んだ風船に力を入れて 呼吸をしようとする
風船を引っ張っても なかなか 風船は広がりません
上半身前側の屈筋群 上半身後ろ側の伸筋群の緊張により
猫背 巻き肩 漏斗胸 脊柱湾曲 がおこっています
その猫背を改善しようと 力を入れて 肩甲骨を寄せる
脊柱湾曲を改善させようとして 背骨をまっすぐにする装具や
金具をつけて 強制的に矯正しようとしてしまう。
本当に馬鹿げていると思いませんか？
潰れたペットボトル 筒 風船を広げるには
その周りの 潰している力をとってあげれば良い
潰している力は 筋肉の収縮です、、、、
だからさとう式では 筒をひろげるために筋肉をゆるめるのです
脊柱湾曲が治ったのではなく ただ身体が筒になっただけ
猫背が治ったのではなく ただ身体が楽になっただけ
当然呼吸が楽になり 心臓の圧迫がとれ 緊張がとれ
顔つきが穏やかになっています。
苦しい顔から
穏やかな顔へ！
筋肉の緊張が 人間を苦しみへと誘（いざな）う！
病気の世界 私達は緊張の中に生きていて 身体が緊張し
呼吸が浅くなり 交感神経優位になり またまた 身体が緊張し
さらに呼吸が浅くなっていく、、
私達は 苦しみの中 生きている 緊張の中生きている
そこから逃れるのは 努力や 緊張ではなく
リラックスと 筋肉をゆるめること 身体を筒にすることで
構造的に強くなることなのです。
私達の身体は筒でできている 身体全体も筒だし 筋肉の束も筒だし 筋肉細胞も筒
これらの筒が潰れているのが 空気も体液（間質液）も流れない原因であり
ダンボールの 空間 筒の部分が全部つぶれていたら ダンボール箱は折れ曲り
非常に強度の弱いものになってしまう。
人間も同じだ 細胞レベルで 筋肉が収縮し 筒が潰れ 捻れている
筋肉の束レベルで 筋肉が収縮し 筋肉が潰れ 捻れている
そして 人間の個体レベルで 身体が潰れ 捻れている
この捻れた 身体を引っ張り まっすぐにしようとするのが
装具であり 矯正器具であり 背筋をピンと張るだったり 肩甲骨を寄せるだったり
身体を鍛えるだったり ストレッチだったり 筋肉をゆるめるのではなく
強制力を働かせる コントロールしようとする
本当におかしな世界だ、、、、
ただただ 緊張をといていく ただただ 筋肉をゆるめていく
ただただ 捻れをとっていく
それだけのこと、、、、
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