resting length という 言葉

私もごく最近まで知らなかったのですが

日本語では静止長 と言いますが

この漢字だとちょっとニュアンスが違うのですね

そのまま レスティング レングスとして お話してきます!

rest は休息  力の抜けている状態です

直訳すると 力が抜けた 長さ

ゆるんだ 長さ ということになります


この図は 横の長さ  縦が収縮力を示します

この長さは筋肉の束を徐々に引っ張って行って 

筋肉に電気刺激を与え それぞれの長さで 筋肉の収縮力の最大値を測るものです






これはスターリングの心機能曲線と同じことで

心臓が弛緩した状態でもっともアウトプットが増える

もっとも力が出るといった 筋肉の機能をあらわす曲線なのです


前負荷とは 心臓に加わる 心臓を広げる圧力のことです

スターリングの曲線では

心臓を広げる圧力である 静脈圧が大きくなるとどんどん 

アウトプット=拍出量=拍出力が 強くなり

一定を越えるとまた アウトプットが減っていくという事になります


静脈圧を増やしていくということは

物理的に引っ張って 長さを決めるということと 同じことになります



スターリングの心機能曲線の 計測は

レスティングレングスの 計測を 動いている状態でやっているのと

同じなのです。 静脈圧によって伸ばし 洞結節によって電気刺激を与える

ことになります。


前負荷によって 心筋の最大伸展長さを決め 電気刺激を与え 収縮力を

測っているわけですね。



心臓でも身体でも どこの部位でも筋肉を レスティングレングスにもっていって

最大の力を出すことを可能にします。




ストレッチや 姿勢を正す(背すじを張る)といった 伸展....要するに

筋肉を強制的に拡張させることによって 力が出なくなる

筋肉を自然に膨らませる 拡張させるというのが レスティングレングスなのです





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で具体的には

どのような長さがゆるんだ長さというかというと

レスティングしている 長さ 休息している長さ 要するに

横になった長さなのですね

ところが 人間が仰向けに寝転がった状態では

実は 筋肉はストレッチされてしまう。

仰向けでも 立った状態と同じ 形態に保つために

腕の下にタオルを敷いて  伸筋と屈筋の長さを揃える

レスティングレングス ゆるんだ 長さを 保ち 揺らす 呼吸することによって

筋肉を強制的ではなく自然にゆるめていくという技術なのです。


これも


右のが力が抜けているでしょう?

これも



これも


レスティングレングス  ゆるんだ 長さ  調和した長さ

バランスのとれた 長さ 力がかかっていない長さ ということになります


さとう式では 姿勢が良くなった時に 

悪い姿勢より力が抜けている必要があるのです



長さを調整するには  どこから調整しても良いのです

ある人は 踵 ある人は骨盤 ある人は 首 ある人は 歯

ある人は 筋肉 ある人は 骨なのです



結局 骨を調整して 筋肉を調整している 筋肉を調整し 長さを調整している

をれを感覚で扱うのが 整体などの手技療法なのです。


で多くの人は ねこ背など  

屈筋群が収縮して 曲がった姿勢 収縮した長さを

伸筋群を引っ張り 背すじをピンと張って 長さだけを揃え

伸筋を 収縮させて 長さを揃える これは 静止長であっても

レスティングレングスではないということになります


力を入れた状態ではなく 力を抜いた状態が

もっとも力を出せる状態である

その基本の状態にもっていくのが

さとう式リンパケアであり 筋ゆるなのです


私たちや 静止 レスティングしか扱っていませんが

これはもっとも力が出せる長さであるのです

実はこれは新しい運動理論になるのです


レスティングレングスは  静止長 ではありません

休息長  筋ゆる長さ なのです。

そしてこれは心臓のように躍動している状態でも

同じ法則が成り立ち 運動機能に非常に大切なことなのですが

感覚的に力を抜くということが良いということは

わかっていても 




いままで 運動理論では 力を入れることしか考えておらず

軽視されてきたのです。



もしくは 力を出すことと 力を抜くことが 別と考えられてきた

ところが レスティングレングスのさとう式理論では

力を出すこと=力を抜くこと=筋肉をゆるめること

躍動的に動きながら 筋肉をゆるめることが可能なだけでなく

もっとも力を出せる状態であることが

完全なロジックで 立証されているのです。





この躍動的な 休息長さの動きは 古武術 合気道の動きそのものであり

レスティングの状態で動くことで 怪我をしないし

圧倒的な力を出すことができる さらに 動きそのものが筋肉をゆるめるのです




合気道では 相手の力を利用するとかテコの原理だと言われていますが

完全に誤解です。 相手の力に関係なく テコの原理に反して

圧倒的な力が出るのです。


この技術 この理論を スポーツに応用して

なんとか 世界に 日本の力を示したいものですし

世界中に広げていきたいと考えています。