これから さとう式リンパケアのちょー 基本についてお話ししていきたいと

思います。

ほんと基本中の基本 筋肉をゆるめるということが

皆さんまったくわかっていない!!!

筋肉は 筋肉細胞だけでできているわけではなく

筋膜線維 線維性結合組織に囲まれています

筋膜というと 膜のみを想像しますが 線維性結合組織は

へげへげ ポワポワと 毛糸のセーターのような膜で

そこに 液体(間質リンパ)を含んでいるのです




その中に 筋肉細胞が 並んでいる

その水と筋肉細胞を含んだ 束が ねじれた状態になると

雑巾絞りのように 筋肉細胞は動きにくくなり 中の水は 固定され

行き場を失い  硬くなる 筋肉細胞自体も硬くなってしまう

これがコリの正体である




でこの雑巾絞り状態の 筋肉の束を 揉んだり 押したり 引っ張ったりするわけです

するとセーターの線維が プチプチと切れ その場では柔らかくなります

でも 雑巾絞り状態はそのままで 

次の日には 線維が より硬く再生されてしまうのです




ブチブチと 筋肉細胞や 筋膜線維が切れるのが 痛気持ち良い状態ですね

物理的な刺激 によって血流は一時的によくなるのですが

循環状態はすぐに悪くなってしまいます



で 線維が引っ張られると 痛みがでます。

ストレッチでも痛みがありますよね  これは筋膜の進展によって痛みがでるわけで

慢性腰痛などは 慢性的に 筋膜線維 が引っ張られた状態で

あるひ何かの拍子に ビリビリって膜が避けるんですね

すると激痛が走ります。これがぎっくり腰 なんですね

避けた 筋膜から ボンレスハムのように 筋束が飛び出し 動くたびに 

避けた 筋膜に伸展がかかり 激痛がおこります




痛みは膜組織の 伸展 によって起こります

決して 神経の圧迫によってはおきないのです。


物性というのは 圧縮には強い 

一枚の紙は 伸展によって 用意に その線維を引き裂くことはできますが

圧縮 ようするに プレスして その線維に ダメージを与えることは

非常に強い力を加えてもなかなか困難です。





神経は痛みを感じない 

私だけでなく 加茂先生がずっとずっとずっと  言い続けていることです

神経膜の損傷が 神経の圧迫によって おこる可能性はあります


神経は 電気を通す 電線です

電線は センサーがなければ 伝達信号を拾わない

膜組織はセンサーになっています

例えば 

鼓膜は 音を 伝達信号に変える

網膜は 光を 伝達信号に変える

皮膚は 皮膚感覚を 伝達信号に変え

深部感覚(筋膜など)は 深部感覚(筋膜などなど)を 伝達信号に変える

血管膜 神経膜 筋膜 骨膜は 硬膜 髄膜 は 痛みを感じるが

神経は 伝達信号を伝えるだけで センサーは存在しない

だから脳神経を手術しても 痛みを感じない



だから 腰痛などの痛みは 神経の圧迫などではありえない

神経が圧迫され  神経膜の炎症  神経膜に炎症がおこれば 

その支配神経に一致して 神経痛がおこる

神経膜の炎症には ウイルス感染があるが 

神経のウイルス感染である帯状疱疹では 神経膜に炎症がおき

神経痛がおこる


神経が圧迫され 直接損傷する可能性はほとんどないが

圧迫により 循環障害がおこれば 時間がながければ 損傷は

圧迫が短期間であっても 循環障害がおき 酸欠 栄養素の欠乏がおこれば

神経麻痺はおこる

正座をしていて 下肢がしびれるのは 一過性の 神経麻痺である

実際に 直接的であろうが 間接的であろうが  圧迫により

神経損傷がおきれば 麻痺がおこる



腰痛によって ヘルニアはおこるが

ヘルニアにょって 腰痛は起こりえないのだ



ほぼすべての 慢性炎症は 筋膜組織の 慢性的な 伸展および損傷による


痛みは 筋肉の  屈筋の収縮による 筋肉のねじれ 伸筋の伸展による

屈筋も収縮状態で固まっているため 伸展させられるまでは

痛みを感じない しかし 圧迫することで ねじれた筋肉が伸展させられ

痛みを感じる これが圧痛点だ


屈筋の圧痛点を挫滅して  一時的にでも 屈筋の 固まり 固定がとれると

引っ張られていた伸筋は 解放され 痛みやコリを感じなくなる

しかしそれは対処療法であり さとう式では用いないが

デモで皆さんにお見せすることはできる




そんなことをしなくても 収縮してかたまった 屈筋群のねじれをとり

筋膜に伸展の力が加わらないように 伸張させ ゆらすと 屈筋も

伸筋も ゆるむ





これが筋ゆるであり キラキラグーパーである

キラキラグーパーでは 自らが屈筋と伸筋を交互に動かし 体液を循環させ

筋ゆるでは 術者が 揺らして 筋肉を弛緩させる





またごく弱い力で触れるということだけでも筋肉はゆるみ

痛みは消失していく これが世の中のカウンターストレインという技術である

カウンターストレインでは90秒ふれるだけである

これだけで痛みが消失していく




面白いのは痛みが移動することだ!

痛みは 圧迫を受けている場所のセンサーであり

圧迫をうけて流れない状態から 流れる状態になると

痛みのあった場所は流れるので 痛みはなくなる

しかし 流れの悪いところが 別にもあるか

移動することによって 痛みが 移動するのです

移動したところで 循環改善をしていけば 痛みは完全に消えてなくなる


痛みを消すことより 消えてなくなることが重要である

痛みを消すということは 危険があるのにセンサーが働かないこと 

例えば赤信号を消してしまうというこ

痛みが消えるということは  赤信号が青に変わること


両者は良くにているが 全く違う



前者が 目先のことしか 考えていないのに対して

後者は その根本にある問題を解決している


医療のほとんどが 目先のことだけに焦点をあてた

対処療法です


私達は 痛みをとるという医療に警鐘を鳴らし続ける。

痛みはとってはいけない 私達を守るもの



問題が解決すれば  痛みは消えてなくなるのだ

痛みの原因がわかれば 痛みの原因  である

間質リンパの循環不全を改善してあげれば

ようするにコリをとってあげれば 損傷以外の痛みは消える

損傷であっても それを刺激している 刺激をとってあげれば

痛みが消えていくのだ


全てが循環不全によっておこると考えても 間違いではない

循環障害を改善していくには 筋肉をゆるめていけば良いのだ


損傷がおこっているところの 循環を改善してあげれば

創傷治癒がとてもはやくなる

実際に 打ち身などで 筋ゆるをしたり かるく撫でるだけで

青あざとかはほとんどならないし 痛みが後で出ることも少ない

傷口は残りにくく 改善したあとも 硬くならない