私たちは小舟で人生という旅をしています。

一人で漕いでいるひともいれば

仲間と 進んでいる 人たちもいます

豪華客船に乗っているひともいれば

沈みそうな筏にしがみついている人もいるし

トライアスロンのように自分で泳いでいる人たちもいます



私は 経営という海に 飛び込んで

大変な目にあいました

最初は浮かび上がれないのかと思いました

そのまま溺れて死んでしまうのかと......

今まで 親のつくった船にのってそれが当たり前だと思っていたわけです

それから 大学という大きな船にのって 自分だったらもっと

上手く動かせるのに と 思い込んでいたのです



飛び込んでみて その 恐怖を味わいました

1億の借金と 年間1000万の赤字

こんなはずじゃなかった



自分の実力だったら 歯医者としてソコソコの

ところに行けると思っていた

同級生達が あんなに不器用で 人ともうまく話すことができない

頭もよくない そんな人が 自分より儲けている

そんな現実を前に 自分に言い訳していました

自分には運がない 開業した場所が悪かった! 



それでもきっと患者様もわかってくれる

必死になって働いた 10年働いて ようやく

平均の歯医者に近づいた

患者様との戦いだった

目の前にいる患者様を説得して 歯科治療の必要性を説いた

説得しようとすればするほど 患者様は遠のいていく

でも家族は支えてくれました



なんとかなんとか低空飛行で ようやく離陸でき

借金も減らしていけるめどがついたのが10年



今考えてみれば 僕を救ってくれたのは 悩みでした

そういえばそうだな~

僕をすくってくれた のは自分の悩みばかりです




口臭 いつも奥さんに「臭い」 「歯医者なんだからなんとかしたら」

お腹が減ると臭いらしく「お腹が減っているのがわかるよ」

って言われて 口臭治療を始めました


口臭治療では ホームページを作成し 情報の公開を行いました

そこから 経営を学んでいき  売り上げが伸びました



そしたら スタッフと 家族とも 人間関係がうまくいかくなってしまいました

自己啓発を学びました

学んだことを実践すればするほど 人間関係が悪化し 8人の従業員のうち

7人が一気にやめました。  

そこから 本当の意味での人間関係を学びました

家族とは別れることがありませんでした ギリギリ修復ができました

本当に見捨てられなくてよかったです。




本当の意味での経営もそこから学びました 結局

上手くいかないのです だから学ぶのです



悩みが解決したと思ったら どんどんと次の悩みがやってくるのです

そして人は成長していく





それから 歯が黄色いこと  やっぱり奥さんに 「歯が汚い!」

「黄色い!」  「歯医者なんだからなんとかしたら」

って言われて ホワイトニングを始めました そしたら とっても痛いのです

とても痛くて やってられない  いろいろと試して やっぱりダメ

そこで柴先生と知り合ったのです

そして理想のホワイトニングにたどり着き おかげさまで

この素晴らしいホワイトニングを紹介するセミナーを全国で

させていただいています





カラダがしんどい  顎関節症が上手く改善しない 

いろいろと学んで リンパケアにたおどりつきました。






大きな船に乗って安心していると  船が沈んだ時に 溺れてしまうのです。

どこに進んでいるのかもわからなくなってしまう。



船底の客室の人が 最上階の スウィートルームを 羨ましいと思ってしまう

ボイラー室の船員が 船長室の船長を羨ましいと思ってしまう

大切なのは乗っている船ではなくその船がどこへ 向かうかなんですね

船が楽園に向かっているのであれば ボイラー室でも 船長室でも

同じなんです。 船底でもスウィートルームでも同じです。

これが暗黒に向かっていても同じことなのです。






小さな船に乗っている人は 大きな船が羨ましいと思ってしまうのです

でも大きな嵐では 小さな船のほうが有利だし

いざとなった時は 丸太にしがみつく方法も知っていたほうが良いし

最後は 自力で泳げるかどうかが 命を守る 鍵になってきます





いざという時に一番あたふたしてしまうのは 

豪華客船に乗っている人たちなのですね



 
私の場合

海に飛び込み 必死になって 泳いで 水面に

たどり着き なんとか息が出来ました。

両親丸太を投げ入れてくれました

そこから 必死になって泳いで 丸太までたどり着いて

丸太に必死にしがみついていたののですが  なんとか小舟になりました

今度は小舟の上で喧嘩です。

「俺が船長だ こんなに私が働いいているのに 

お前らなんで俺の言うことを聞けないんだ!」

船員達と私とでは進む方向が違っていたのです

船員達は船を降りていきました。別の船に乗り換えました

家族という船でも喧嘩ばかり 



そして この船に乗る仲間を募りました 船が進むようになってきた

すこしづつ 方向が定まってきました

家族という船も......


船は進む方向が決まれば そこに舳先を向けるだけで 進んでいくのです

時々流されながらでも ちゃんと梶をとれば 少しづつでも進んでいきます



小さな船なので 大きな波には飲み込まれてしまうかもしれません

でも小回りもきくのです  大きな船でももっと大きな波には

飲み込まれてしまいます



私たちの船はだんだん 目的地に向かってすすじまじめています

子供達も自分でどの船に乗るかを選択しはじめています



今の私たちは

何人かでチームを組んで 小さな ボートにのって どちらかというと

それぞれのボートと協力しながら 励まし合いながら 

目的地に向かっているという感じです



私たちは決して大きな船が羨ましくありません

私たちは船団を組んで 仲間と 同じ目的地に向かっているのです。


そこに向かうことが 楽しいのです。

船底でも 海の上でも 嵐の中でも ある程度 大きな波でも

それを楽しむことができる