結構毎日 多くの方からメッセージを頂いています。

多くの方に返信かえせなくてごめんなさい! 目は通していますよ。

批判的で否定的なメッセージは当然ブロック!ですけどね~

今回の質問ですが 多くの方に役にたつものではないかと思います。



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祖母80代 が脳腫瘍の手術をしました。

だいぶ足が弱くなっていたのですが、術後熱などが続き、今は車椅子への移動も困難になり、右手もつかえなくなってしまいました。

この場合どのようにして歩くリハビリをしたらいいのか
さとうさんにおききしたくメッセージを送らせてもらいました。
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まず工夫してなにかトライしてみることです。

ほかっておけば弱って行くのです。 例え結果が悪くても

やってみる。調べてみる。 そこからの質問ですよ~

でも良い質問なので答えられる範囲でお答えしますね~



まず昼間は寝かせておかないことです。 起す

これ我々がICUで一日中やっていたことです。意識が無いと起すと

ずり下がります。 点滴とか装置とか 呼吸器とか 動脈ラインとか

色々ついているので ずり下がるのもずりあげるのも看護士さんは嫌がります

でも我々のいたICUでは 決まりで起していました。 

それだけで肺での酸素化がとっても良くなるのです というか

寝かせきりでは酸素化が悪くなります。表面張力で肺胞がつぶれてしまうんですね。

それだけのことで どんどん良くなっていくのです。

普通のことを当たり前(ちゃんと)にやっていくだけです。

高い技術でもなんでもないんです。

大切なのは 良くなると思って 行動することなんです。

取り組むことなんです。





あと大切なのはご本人の意志なんですね~

これは意識がなくても 生きる意志ってあるんですよ~

たとえば 人工呼吸器につながれた ICUの患者さんでも

呼吸器を止めてしまうと 呼吸が浅いため 数で補おうと呼吸が

早くなるんですね そういう場合は 生きる意志があるんです。

ところが 呼吸数が増えない場合もある そういう場合は

生きる意志がないものとして 家族の同意を得て呼吸器を外してしまうという

こともありました。(安楽死ですね~)

ご本人の意志ってとってもとっても大切です。


意識が無くても 何かを働きかければ 必ず反応してくれるんですね~

意識があるのであれば なおさらです。


まず声かけをしましょう!

それから触れることです。 呼吸することです。 そしてゆらすことです。

自分で動かせれば動かしてもらう 動きやすいように補助してあげる

動かない手も動くようになるし 動かない足も動くようになります。

足の場合は交互に動かしてもらいます。 撫でる 呼吸する 動かす

無理の無い程度で動かしてもらう。 呼吸だけでもしてもらう

足の筋ゆるをやってみる



声をかける 反応をみる 動かす 撫でる 呼吸する この繰り返しです。


触角は原始感覚であり 脳の大きな部分をしめています。

脳が活性化していきます。

手 顔 胸(胸郭)足 お腹 

変化を記録してください。できれば 携帯で写真を取り続けてください


視覚 聴覚に働きかける  目を閉じていれば 目を開ける。



あなたが出来ることを 無理しないでやることが大切です

そこで あなたと オバア様の間で同期同調がおこります。

組織は触れるだけで活性化するんですよ~



専門家なんて 決して 良いアドバイスをくれるとは限らないのです。

あなたが行動して良くない結果であったとしても リカバリーはできますし

絶対に良い結果にはむすびつくのです。



医者はコントロールしかしません

あなたにはマネジメント(工夫)ができるのです。

そして良くなることを 信頼し  良くなる協力ができるのです。



ケアはキュアに勝る

マネジメンとは コントロールに勝るのです。



麻酔科の恩師の先生は 

赤ちゃんの手術後の管理を 看護士にお願いしていたら

「なんで 母親に抱っこさせん!」と言われました。

「看護士は ちゃんと看るとらんよ! 母親のほうが余程みとるよ!

嘔吐すればすぐに対応してくれるし 抱っこして タッピングしてくれるんよ!

何かあればすぐに知らせてくれるんよ!」ってね~



そういえば 母校では 手術後の赤ちゃんを酸素テントの中で縛り付けていました

その習慣で何も考えないで 看護士にお願いしてたんですね~

研修に出るまでは 麻酔をはやく安全に終らせる それしか考えていませんでした

仕事を終らせることしか考えていないプアーな麻酔科医でした




私達も含めて 多くの医療チームはただただ 習慣的に 

業務をこなしているだけなんです。
ケアに関しては専門家でもなんでもない



術後のケアは自分たちで工夫するしかないのです!



ある病院で 胃瘻の必要があると診断を受けた老人の家族が

家で看取りたいと 退院させ 自分達で工夫して 食事を取らせて

口から食べられる様になった 

その結果をうけて ショックをうけたそのチームが

同じ様に取り組んだら よその病院で 胃瘻の必要があると診断を

受けた 5割以上の老人が 経口摂取できるようになったという

話をテレビでみました。 素晴しい取り組みですよね~

医療者が自分達の過去を否定して ターミナルケアにしない予防にのぞむって......


彼等が何をやっていたかというと  食事を食べさせる前に

声かけをして 閉じている目を開いて 食べ物を見せ そして 口に含ませる

というものでした。

それが根気よくできる医療機関が無いのです。 それは家族にしか

できないことなんですね~


恩師がいっていました

「寝たきり老人なんて1人もいないんよ~ 

自分で起き上がれないのは寝たきりなんか?

寝たきりの赤ちゃんなんて1人もいないだろ!

首がすわらなくても 座っていることができなくても 

自分で起き上がれなくても

赤ちゃんは寝たきりにさせないだろ!

世の中にいるのは ぜ~んぶ 寝かせきり老人や!

医療が寝かせきり老人をつくっとんのや!

お前等が寝かせきり老人をつくっとんのや!」



皆さん お医者さんが お医者様が偉いとおもっていませんか?

中には素晴しい 医師もいます。 でも稀なんですね~

で 何度でも言いますけど



ケアはキュアにまさるんです!



専門家なんて それ程くわしくはありません

今ならネットでいくらでも 専門以上の 知識を得ることができます。

でも知識を得るだけではダメで 

工夫しながら 行動してみて そして人にきいてみる

そしてそれも鵜呑みにしてはいけないのです。 行動してみて検証するのです。



当たり前のことを 当たり前にやっていけば良いのです。


声をかける 会話をする 触れる 呼吸する 動かす 見る 聞く

無理をしないで 見させる 聞かせる 呼吸させる 動かさせる 触れさせる

楽しむ 楽しませる

決して痛いことはしない 無理はしない 嫌なことはしない

笑顔で接する 笑顔にする!

興味をもって話を聴きましょう!  話をきいてもらいましょう!


発達障害や 認知症 意識の無い人との コミュニケーション

↑ 参考にしてください!

当たり前のことを当たり前にする 夫婦でも 仕事場でもできていませんよね~

お前はできているの?って言われれば 全くできていません

奥さんにいつも「話 聴いてんの?」って叱られます(笑)

お婆様思いのお孫さんであれば きっとできると思います。

また結果きかせてくださいね~