ずり応力刺激による脈管内皮細胞機能の制御機構 - 信州医学

ちょっと難しいけど 血管内皮細胞が一酸化窒素を出す 刺激がずり応力という

流体の摩擦力なんですね その刺激によって 血管内皮細胞から一酸化窒素がでて

血管が拡張する でリンパ管にも内皮細胞があって勝手に一酸化窒素がでて

リンパ管の流れがよくなると想像していたんだけど この論文では

リンパ管にも流れがあり このずり応力が刺激となって 一酸化窒素が出ると

書いてあります。そしてその可能性として NK細胞 T細胞の活性化

細菌 ウイルスなどの異物除去 そしてずり応力(微弱刺激)が低いところでは

癌が転移しやすいと......




この論文の私の疑問点は

①ずり応力は大きいほうが NOがでやすいが高ずり応力ではかえって血小板相互の 凝集が亢進する。高すぎるのも良くないのか? それとも ムラがいけないのか?



②リンパ管では NOが増えることで 流れは良くなるのか?悪くなるのか?



③ リンパ流が良くなるとして   管拡張によるのか? 平滑 筋弛緩による自発ポンプ活動の亢進はあるのか?NOによって平滑筋が弛緩するが
収縮力が強くなることは考えられないか?たとえば骨格筋が縮こまった状態で弛緩すれば 弛緩しっぱなしになるのでなければその収縮力は強くなります。



④( 0.5~ 2.0 d y n / c m 􏰆)リンパ管のずり応力が大きいためリンパ管ではより多くのNOが放出されるのか?



リンパ管内から水分はどのようにリンパ管外に出ることができるのか?
どうやってアルブミン濃度を高くすることができるのか?
膠質浸透圧から考えて 圧力の低いリンパ管から外に水分が出ることは考え難い

⑥アルブミンは血液由来なのか? どこで合成されたものなのか?



⑦センチネルリンパ節では ガン転移がおこりやすいのは

癌細胞に対しての ずり応力が高いからなのか? ずり応力が高いにもかかわらず

NO産生はセンチネルリンパ節で 少なくなっているのか?



⑧ がん細胞自体が 高いずり応力(~5.0dyn/cm􏰆)によって 成長するということなのか?がん細胞は ATPを発生させ 水素イオンを分泌させるのに
なぜ 高炭酸ガス環境になるのか? 肺のようにガス交換が行われないから?
pHの低下は二酸化炭素のせいなのか?


リンパ管内でできたNOが肺動脈で二酸化炭素を遊離させていると考えて良いのか?



論文の筆者に問い合わせてみました。

楽しみです。



すみません いろいろあって コメントは拒否にしました!