「筋肉」よりも「骨」を使え! (ディスカヴァー携書)/ディスカヴァー・トゥエンティワン
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陸上の桐生君のトレーナーである 松村 卓氏の 本ですが

とても面白く 

今さとう式は 
骨ストレッチ 骨整体の 本にかなり影響を受けています。

といっても かなり独自の解釈になります。




甲野先生の考え方や 古武術の動きもそうなんですが

この本では 科学的検証ということについて 批判になってしまっているのですが

さとう式の考えを用いれば 完全に科学的に説明がつきます。



医学は まだ科学ではないのです。 目の前の現象を説明できない

例えば 肩こりや 腰痛が 説明できないんですね。 これは科学とは呼べないのです。

我々は完全に 肩こりや 腰痛の作用機序を説明することができます。

だから10秒で肩こりが消失するのです。



古武術や 骨ストレッチの 効果について 検証ができないのは

科学ではないのです。 

科学とは目の前の現象を解析し 検証し 再現させることです。

我々にはそれが可能です。



松村氏の骨ストレッチは 筋肉のラインの骨をまたぐ部分を 触れてゆらす

我々の筋ゆる と 筋肉ライン の理論で完全に説明がつきます。



残念なのは 体幹という言葉と ストレッチという言葉を使ってしまっていることです。

体幹の幹は 中心という意味です 胴体を筒として捉えるのであれば

体幹という言葉は使わないほうが良いです。


それから 筋肉は リリース(解放)させたいので 骨とついていてもストレッチという

言葉は使わないほうが良い。


筋肉のラインが関節部で 内果や外果のまわり くるぶしなどの骨のグリグリを

通るので そこを触れながら 筋肉を揺らす ストレッチしないで軽く動かすと

筋肉の連携がとれ 筋肉がゆるむということです。

筋肉の端と端をもって揺らす。というものです。




他の技術を解析していくと 我々の理論が明確になっていきます。

筋肉ラインは 骨のジャンクション(関節部) で テンションがかかり

連携し リリースされる。






ここで我々が言っている 筋肉ラインは 筋膜ラインではない

発生学的であり 解剖学的でなくてはいけない。

筋膜ラインは 解剖学的ではあるが 発生学を無視している。


筋膜ラインの考え方の矛盾は テンセグリティ理論では 膜の張力によって

構造体を成り立たせているが 皮膚の張力は軟らかいほうが 人間の

構造体が保ちやすいということだ それは筋膜にも言える。

張力によって構造体が成り立つのであれば 張力が強いほうが安定してしまう

また 張力の考え方だと 縮んでいるところをゆるめていくという考え方になって

しまい どうしても 局所に捕われてしまう。




甲野先生や 松村氏の考え方 は素晴しいものがあり

我々との違いと共通点を明確にすることによって より さとう式の理論と

技術が発展していきます。



人間の身体は クリスマスの電飾のように 筋肉が両側の耳から

全身に張り巡らされています。その一本をつかんで揺らせば 全体が揺れる

2本をつかんで揺らせば その2本が中心となってゆれる。



その1本は本当は束であり 束の捻れをとっていく

束を集めて 筒をつくっているため 筒を広げていくと 

捻れはとれ 束の捻れをとっていくと 筒はつくりやすくなる



局所循環が整い 全体の循環が整う