マッサージの語源は、ギリシャ語のマッシー(揉む)または、アラビア語のマス(揉み込む)に、フランス語のアジ(操作する)という語尾が付いた造語とされています。
つまりマッサージとはからだを「揉む」ことなのです。

紀元前四~五世紀のころ、ギリシアの医聖ヒポクラテスは、「医師たるものは医術についてのあらゆる学理とともに、マッサージも修得せよ」と力説したといわれ、幾つかの論文も発表されました。



16世紀後半でフランスで発展し医療技術の一部として認められるようになり
1800年代にスエーデンでリングが体系化し1850年代にアメリカに伝わり
医師が全米にひろめたと言われています。



カイロプラクティックは 1800年代後半
世界数十カ国で法制化されている。脊椎マニピュレーション(アジャストメント)と呼ばれる徒手治療を特徴とし、薬物、外科を使わない自然治癒力を重視したヘルスケアである。
アジャストメントという手技で取り除き自らの自然治癒力を取り戻させる「代替医療」であり、それゆえ実践する人間は医師ではない。



オステオパシーのはじまり やはり1800年代後半
Dr.スティルは、構造を改善すれば、血液やリンパ液などの循環が回復して自然治癒力が高まり病気が治る。身体を部分的にみる事より、全体を考えなくてはいけない。
という事を発見しました。そして、さらなる研究をすすめ1874年にオステオパシーを発表しました
1973年には全米50州でオステオパシーが医学として公認されました。これにより、アメリカではオステオパシー・ドクターはD.O.(Doctor
of Osteopathic Medicine)と呼ばれ、いわゆる医師(M.D.)と同等の地位を得て、投薬や手術などの医療業務を行う事が可能になりました。


カイロは代替医療 オステオパシーは医療の一部なんですね~

オステオパシーから
筋膜リリース カウンターストレイン 頭蓋仙骨療法など分岐している




また中国からつたわった 按摩ですが 按が(揉む) 摩 (さする)という意味で
(黄帝内経)の成立時期ははっきり分かっていませんが、中国戦国時代(紀元前450~221年)頃に書かれたものであろうとされています。

日本に伝わったのは マッサージが明治20年代
按摩は西暦500年頃といわれています。






明治時代に按摩マッサージ学校ができ 日本では西洋医学と東洋医学が融合した
独自の発展をとげてきました。


マッサージや整体 按摩の歴史はそれぞれ流れがあり
弱いマッサージ 弱い施術はありますが 基本的には
揉む 擦る というのが メインになります。
さとう式では 揉まない流さないというのが前提になっているので
根本的に概念が違うのです。


さとう式リンパケアの特徴は
オステオパシーの関節法や クラシカル オステオパシーの
考え方に哲学的に似ていますが
その発生と理論体系が全く違うものです。


オステオパシーがテンセグリティの考え方であるのに対して
さとう式は 腔(筒)の構造の考え方です。

オステオパシーが筋膜の考え方に対して
さとう式では 筋肉(筋束)の考え方です。
建物でいえば2×4工法に似ており。

膜の張力構造より 力学的に強度が高いことがあげられます。

筋肉をストレッチすると 筋膜は伸びるが 筋紡錘や腱紡錘による
反射によって 筋肉は収縮を起す
筋肉細胞と筋肉で剥離を起せば筋肉は縮んだまま筋膜が伸び可動域は広がる

オステオパシーでは筋肉に反射を起させない様に弱い力で引っぱる
筋膜リリーステックニックが使われるが

さとう式ではリリースは筋膜ではなく筋肉に対して行われそれも
収縮して緊張をしている筋肉(主に屈筋)にたいしては
伸展方向に弱い力で筋膜ではなく筋肉に対してリリースをするが
伸展させられて緊張をしている筋肉(主に伸筋)に対しては
収縮方向に 距離を縮めて 筋膜ではなく 筋肉に対してリリースを
行う。

筋束が円筒になるための張力は必要であるし 筋束が腔を構成するのは
張力が関わっているが 腔全体をみると 張力ではなく
筋束のバランスによるものと思われる。

腔の構成では 全体の張力のバランスの悪さで崩れるが
筋束の張力を改善していくと 腔は勝手に構成される。


以上難しい 歴史と理論の話は 抜きにしても

さとう式およびMRTの理論と技術は全く新しい発想と
技術であり西洋医学も東洋医学も 代替医療も 医療も
巻き込んで 新しい流れができる可能性があります。


優しく揉む 優しく流す のではなく
揉まない 流さない 引っぱらない 手法です。

解剖学 生理学的に 細胞の体液の吸収と排泄に
注目し 血管からでた 血漿成分(間質リンパ)の
循環を促します。

筋肉の弛緩と収縮ですが

弛緩とは距離を伸ばすことではなく 筋肉が膨らむこと
膨張することです。細胞レベルでアクチンとミオシンが
その距離を増す しかし長さが同じであれば
筋肉はその幅を膨らまし伸ばします

何千年もされてきた
マッサージ 按摩に異論を唱え
今されている 世界中で認められている手技療法と医学とも
全く違う観点からのアプローチで結果を出しているのが
さとう式およびMRTです。

オステオパシーの一種であるストレインカウンターストレインは
最低90秒かかりますが さとう式のカウンターストレインでは
わずか10秒で圧痛点が消失します。

さとう式では 解剖学 生理学にくわえ 力学を
大きな柱にしています。

筋肉が同じ距離で膨らむ 円筒構造が体積が最も多く
さらに構造的に強度が高く安定している。

肩こりは10秒以下で改善する

http://www.youtube.com/watch?v=YR1IGZfPzjw


きっとこれらが常識になり 多くの人が痛みや
苦痛から解放され 希望をもつころができるでしょう。

一つの流れが我々の手からはじめることを望んでいます。
是非世の中を変えるつもりで取り組んで頂きたいと思っています。